人生は予期せぬことばかりが起きますね。
太郎の風邪が二郎にうつり
月曜から二郎と一緒に入院しています。
生後3ヶ月未満の赤ちゃんは
ちょっとでも風邪をひくと、だいたいすぐ入院です。
最近は、ナニー面接と入院にて
たくさんの外国人と関わります。
一番、英語が上達するのってこーゆー時。
普段はそこまで英語を話せなくても生活ができます。
しかし入院となると、的確に情報を得ることに積極的になるので
頑張って頑張って外人とコミュニケーションを取っていると、気付くと英語力が上がっています。
先週まで雇っていたナニーさん然り、
外人は、面白い人がたくさん。
普通の日本人の感覚では考えられないことが
彼らといるとたくさん起こります。
今回の入院でも、たくさんのおもしろキャラと遭遇したので
その一部を紹介いたします。
おもしろキャラ その①
SEX AND THE CITY サマンサ似の、二郎の担当医
月曜日、夫に仕事を休んでもらって
二郎が生まれた病院に受診をしました。
受付してから看護師さんがたくさんの処置をしてくれ
しばらく経った頃に現れたのがサマンサ(仮名)
なんと表現すればいいのだろう。。。
インド版サマンサ、と言えばいいかしら。
とにかく女帝のような雰囲気を纏って
堂々と後半に現れたのがサマンサ。
身長は180近く。体がごついけど、足は細い。
スタイル抜群。でかいダイヤの指輪をつけてる。
でも何よりのアクセサリーは彼女の醸し出す自信。
サマンサからは、付け焼き刃の表面的な自信ではなく
『今までの人生、全部自分で1個1個選んで生きてきました』みたいな、根拠ありまくりの自信が漂っていました。
ってかさ、彼女を見て気づいたの。
自信=グラウディング、だよね。
1個1個、自分で選択してきた人は
しっかり地球に足がついてる。
私はそんな彼女に惚れて目が離せない。
冷静で的確な情報を端的に、綺麗な英語で伝えてくれる。
でも面白いのは、
体が大きいのに声がめちゃ小さい。
私も夫も彼女が話すときは、超絶前のめりで英語を聞く。
彼女がゴールデンレトリーバーなら、私たちは豆柴。
あまりにシュールなその光景は、今でも思い出すと笑いがこみ上げてくる。
彼女が喋ると、他のスタッフは皆、黙る。
黄金色の自信を身に纏って、背筋をまっすぐに伸ばして処置をする彼女は
医者、というより、もはやハリウッド女優!!!
私は完全に彼女に惚れた。
美しいのだが、男らしい。
それがサマンサ。
おもしろキャラ②アンビュランスの貴公子 ベッカム
今回は二郎が生まれた病院の系列の病院に入院しています。
というのも、あのセレブ病院の赤ちゃんルームが満員でね…。
仕方なく系列病院に移動したわけですが
移動は一応、救急車。
救急車は英語でambulance。
イギリスの救急車に乗れるなんて滅多にない経験にワクドキ。
(たった5分の道のりだけどな)
しばらく待って、救急車が到着。
二郎を迎えにきたアンビュランスガイを見て
私、びっくり。
なぜなら、若かりし頃のベッカムに瓜二つだがや!!!
すっごい綺麗なお顔を、隙を見て何度も観察してしまう。
夫と一緒に観察してしまう。
外人には珍しく、不愛想でシャイ?なベッカム(仮名)
たぶん、あまり賢くないようでドジな感じ。鈍いし。
そんなんで救急隊は務まるのか?笑
それとも顔面採用ですか?笑
謎は深まるばかり。
おもしろキャラ③ テキトー看護師
もうさ、私の中で
イギリスのナースの評価は最低ランク。
(例のナニーの影響大)
救急車で系列店に移動する際、ナースさんが付き添ってくれた。
ナマケモノに似た、青い目をしたそのナースもテキトーだった。
ベッカム
『どこの病院に移動?』
ナース
『ハーレーストリートホスピタル』
ベッカム
『ハーレーストリートクリニック?
ハーレーストリートホスピタル?どっち?』
ナース
『ハーレーストリートホスピタル!(どや!!)』
しかし、実際に二郎が入院する病院はハーレーストリートクリニックの方でした…
ベッカムがハーレーストリートホスピタルの受付に確認に行ってくれて
『クリニックの方だと思うよ』とナースに伝えても
彼女は『あら。そう』みたいな感じで
謝罪は一切なし!!!
出た出た!!この感じ。
こんなハプニングにももう慣れましたよ。
まぁ記録改ざんしないだけいいかな。
いや良くないわ!日本だと医療ミスだわ!!
と、1人脳内でツッコミを入れる。
おもしろキャラ④ 黒人のうざいおばさん
↑もう、ニックネームのつけ方が雑になってきたんだけど。笑
一番最初に乗っけた写真。
この日の太郎の日勤帯の担当ナース。
黒人の肝っ玉母ちゃんみたいな彼女は
とにかくウザいキャラだった。
コンプレックスを拗らせているのかなんなのか、
他のスタッフやドクターの意見にとにかく反発したい様子。
ドクターの前ではいい子ちゃんしてるけど
ドクターや他のスタッフがいなくなると私に愚痴ってくる。
『この方針はあり得ない!』とか。
いや、私的にはあんたの方があり得ない。
文句は多いが仕事は雑で、しかも私の方が若いからか偉そう。
偉そうなのはいいんだけど、二郎のオムツ交換が適当すぎるので
私、堂々と指摘。
(強くなったものだ)
私
『まだここにウンチ!まだ黄色い!』
『このオムツ、濡れてるので新しいのにチェンジして!』
『その薬はベストではない!』
日本人といる時と同じように柔らかく接していると
中には彼女のように暴走してくるキャラが多い。外人は。
だから、しっかり堂々と自分の要望を伝えることが大事、とこの3年で学んだわ。
でも、どこの病院にもこのおばさんみたいなスタッフはいますね。
日本でも同じでした。
若い子に偉ぶりたい、というか。
大して実力ないのに(実力ないから)文句ばかり言う、みたいな。
そしてその文句は的外れ。
入院中はこんな感じで人間観察を楽しんでいます。
と言うのも、例のナニーを雇う際に
私の第六感は『うーーん、ちょっと。。。』と言っていた。
それを無視して雇ったんだが、やはり勘は当たっていた。
だから今回の入院では
まず初対面の時の自分の勘を確認して
その勘がどのくらい精度が高いか、確認している。
今のところ、ほぼ100パーセントに近いくらいの勘の精度。
このお仕事を始めてから
500人近い方の人生と潜在意識を見てきた。
昔から勘が強い方だったが、
このお仕事によって私の勘はますます研ぎ澄まされ
かなり信用できるアンテナになっていることを確認した。
だいたい、10分話せば、その人が分かる。
魂が分かる。
入院生活もあと1日ですが
もう少し実験を続けてみます。
*
とここまで書いてたら
女帝がわざわざ診察に来てくれた。
今晩、退院できるかもって。
土曜日に女帝のオフィスに診察に来てって。
喜んで!!!
では。