愛してる。私の潜在意識ちゃん。

なぜか、昨日から
小学6年生の時の出来事が急に甦っている。

 

読書をしているとき
ボーッと皿洗いをしているとき
その、昔の出来事を通して出会った女の子の顔を思い出した。

 

『なんで唐突にこんなことを思い出すんだ。』
と、そんな些細なことを忘れようとしたのだけど

しつこくしつこく
私がゾーンに入っているときに
その女の子の顔を思い出させるので
思い切ってブログ記事で書き下ろしておく。

 

 

 

小学6年生の頃。
私は青森県の八戸市という小さな港町に住んでいた。

私は八戸市で唯一の私立の小学校に通っており
その小学校は自宅から車で15分ほどのところにある。

つまり、歩いて通うことができない。

 

なので私は毎日バスに乗って
その小学校に通っていた。

かわいい制服を着て。

 

その私立の小学校は
他の公立とはあらゆる面で異なっていた。

 

まず、制服があるということ。
そして英語の授業と宗教の授業があった。
キリスト系の小学校で、毎週土曜日には教会でミサに参加をした。

 

生徒は全員、バイオリンを習って
給食も仕出し店から配送されるもので
給食にしては豪華だった。

そして校庭の横には広い敷地の畑と大きな森があった。

その畑で馬を飼育したり羊を飼育した。

 

 

あらゆる面で他の公立の小学校と違っていて
私は住んでいる地域の他の小学生と遊ぶことがなかった。

公立の小学校に通っている他の子達は
私の通う小学校の子供と違っていて
正直にいうと、なんとなく野蛮に感じた。

でもその野蛮さが羨ましくもあった。

 

 

私の通う小学校の子供は
どっかの医者の子供だったり
社長の子供だったり
地元の大きなスーパーの孫、だったりした。

つまり、ほとんど皆、お育ちがいいので
他の小学校の子と比べると上品でお行儀がよく見えた。

 

 

私は小学校の先生にはあまり好かれていなかった(と自分で思っている)

なんせ、愛想笑いをしないし
なんなら大人の前でほとんど笑わずにいたし
大人の言葉も嘘くさいものに感じることが多く
応じるのが馬鹿らしいと思っていた。

 

 

大人は、本当はそんなこと興味もないくせに
子供に出会うと『何歳なの?』とお決まりのように聞いてきて
大人は皆、馬鹿なんじゃないかと思っていた。笑

だから相手にしてられないと思っていた…笑

(まるで『今日はお仕事お休みですか?』と聞いてくる初対面の美容師のように)

そんな様子なので、私は小学校の女教師には好かれなかった。

 

 

嫌われている、という感じもなかったが
皆、私の扱いが分からず戸惑っているように見えた。

 

 

そんな私が小学6年生のある日、
担任の女教師にある誘いを受けた。

八戸市のすべての小学校から一人ずつ、6年生が集まる。
そんな一泊二日のイベントがある。
だからあなたはこの学校の代表として参加してみないか?
という誘いだった。

 

今考えても
その先生がなぜ私をそのイベントに誘ったのか謎である。

他にもっと適任はいるのに
こんな風変わりな子供をそのイベントに参加させるというのだから。

 

 

で、私は当時から好奇心は旺盛だったので
そのイベントに参加することにした。

というか
『我が校の代表』という響きにやられたのかもしれない。

『そうこなくっちゃ!』と心のどこかで思っていたからかもしれない。

 

 

そんなわけで私は一泊二日のそのイベントに参加した。

他校から参加した子供たちは
やはりその学校の生徒会長のような優等生の肩書を持っていて少し気後れをした。

私はといえば、生徒会から最も遠い立場にある子供である。

 

 

初めて会う、大勢の子どもたちと
岩手県の遠野、というところに出かけた気がする。
(河童が出ると有名な地域である)

 

そのイベントの詳しい内容は覚えていないのだけれど
すごく、楽しかったことを覚えている。

一人残らず、みんな性格が良くて真っ直ぐで気さくで、
そして頭も良くて、嫌味のないリーダーシップがあって
私はそのイベントでとっても楽しんだのである…!

 

『ゆきちゃんの通っている小学校ってどんなところなの?』
『うちとどう違うの?』
『制服が可愛いよね!』
と、みんな、目をキラキラさせて尋ねてきた。

 

私はどんな回答をしたか覚えていないのだけれど
その空間が温かくて心の底から楽しくって
『世の中にはこんな空間があるんだ…』と
その現実が信じられない気分だったことを覚えている。

 

そのうちの一人の女の子の顔が
(その子はある小学校の生徒会長だった)
昨日から突如甦って
この感情を、この記憶を、どうしたらいいものかと持て余していた。

黒い肌に癖毛の彼女は髪を一本にまとめていたことを覚えている。

まるで『世の中には楽しいことしか起こらない✨』と心底信じ切っているような子どもで、でも嫌味がなくて、一緒にいると私も世の中はもっとマシなのかもしれない、と錯覚したほどである。

 

 

名前もとっくに忘れたけど
あの彼女が今でもこの地球のどこかで元気にやってくれていれば幸せだな、と思う。

それぐらい、私は彼女のことだ好きだったのだ。
と、今になって気付く。

26年経って気付いたのである。

 

 

そのイベントは始まりから終わりまで
全部、楽しかった。

それまでこんなに楽しいイベントを経験したことがなかった。

 

 

そして再度考える。

先生はなぜ私を選んでくれたのだろう?と。

下手すれば、イベントで問題を起こしかねない私を、なぜ選んでくれたのだろう?と。

 

 

この記事を書きながら答えが分かった。

あの先生は
公立の中学に進学する私への配慮として
他校の生徒と交わる、という経験を与えてくれたに違いない。

 

もしかしたら先生は
この子は公立の中学に行ったら苦労するんじゃないか?
と心配してくれていたのかもしれない。

いや、きっとそうだ。

 

じゃないとこんな私を他校のイベントに参加させたりはしない。

 

私はそのイベントを私らしく自由に楽しんだ。

 

『ウルスラ小学校の外には楽しい世界があるんだ』と、学んだ。

 

 

その翌年、私は公立の中学校に進学するのだが
そんな先生の配慮も虚しく
案の定、私は不登校になった。笑

 

不登校期間は数ヶ月だったと思うけれど
それから中学卒業までなんとか通い切った。

途中で休みまくったけどね!

 

でも私がほんの数ヶ月で学校に戻ることができたのは
もしかしたら、みんなで遠野に行ったあの体験がお守りのようになっていたのかもしれない。

 

『私を分かってくれる仲間がいる』という体験だ。

 

いぶかしがらずに真っ直ぐ私に興味を持ってくれる同世代の女の子たちの存在だ。

 

『私も他の女の子たちとおんなじなのだ…!』という経験だ。

『私は決して変な女の子ではなかった…!』という安心感だ。

 

 

顕在意識ではずっと忘れていたけど
潜在意識にこのようにひっそりと格納されている記憶に
私はこれまでもたくさん助けられてきたのだろう。

 

人生、色んなことがあるけれど
もし今、しんどい人生だと感じながらこのブログを読んでくれているあなたも

きっと私と同じように
潜在意識の中にちゃんと『愛された』記憶が埋まっている。

 

その愛してくれた対象が、例え親でなくても、それはそれでいいじゃない😌

 

今、こうして存在しているだけで絶対にみんな愛されてきた。

 

 

それに気づいていなくても
潜在意識に愛された記憶が確実に埋まっている。

だから、私もあなたもここに存在している。

 

 

 

 

…こんな記事を書けるネタを出してくれるから
だから私は潜在意識が大好き💝

 

現実を変えるために、とか抜きで
『潜在意識』という存在が、好き。

 

『潜在意識』がいてくれて、とても心強い。

愛してる💏私の潜在意識ちゃん。

 

 

そして私の潜在意識と皆の潜在意識は繋がっちゃってるから、
自動的にみんなの潜在意識も愛している💏

 

 

Yuki

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