不倫を批判した後の妙な安心感

大変!!事件です!!!

私は分かりました。

なぜ、ベッキーのスプリングセンテンス事件があんなに叩かれたか?

なぜ、日本のマスコミは不倫をこぞって報道するのか?

なぜ、ワイドショーが日本であんなに人気なのか?

(おそらくイギリスにはワイドショーなんてないのでは?)

なぜ、仕事をサボる同僚にイラつくのか?

なぜ、主婦の井戸端会議では

パートナーの愚痴を話して盛り上がるのか?

なぜ、仕事の愚痴を言いながらの居酒屋は楽しいのか?

 

 

その理由が分かってしまったので

ここに報告します。

photo@buckingham palace

 

 

 

このお仕事を始める前、私は看護師をしていました。

その時の私は

職場で、仕事をサボる(ように見える)同僚を見るとイライラして

仲のいい先輩とかに

『あの人、昼休憩が終わってもすぐ現場に戻ってこないんですよ?

おかしくないですか!?』

など、愚痴ることをよく行っていました。

プライベートでも

私に黙ってこっそり女友達と会っていた彼氏に対して

『そんなの、おかしくない!?』

と怒っていたし

とにかくいつも

『あの人、おかしくない!?』

と批判して怒っていました。

 

周りの人たちも

同じように批判的な人が多くて

特に私のナース仲間はそのような傾向が高く

仕事後の居酒屋では

『あの人のこんなところがおかしいよね!』

と愚痴を酒の肴にして

夜中まで楽しんだものです。

 

そうやって誰かを『おかしい』と批判して

それに共感してもらえると

妙にスッキリして

さらにそこに仕事後の冷たいビールが加わると

『この瞬間のために私は生きてたー』と思うほど快感がありました。

 

 

つまり、当時の私は

他人への批判+アルコール=快感・幸せ、

と思っており

人生の楽しみ方をちょっと違えてたな、と今では思います。

 

 

『あの人はおかしい!』

=あの人は間違えている、私は正しい

です。

photo@Paris

 

 

そんな日々から7年以上経った昨夜。

この文章に出会ってしまいました。

なぜ人は、自分のことを、他人のこと、(中略)あれこれと判断したがるのでしょう。

一つは、判断すること自体が『気持ち良い』ことが理由でしょう。

良し悪し (中略) の判断は、それだけでわかった気になれます。

結論が出せた気がして、安心するのです。

引用;反応しない練習 草薙 龍瞬 

 

 

当時の私がなぜ、周りに対して批判的になっていつも怒っていたのか?

そして、なぜ

その批判を仲間に共感してもらうことを楽しんでいたのか?

それは

仕事をサボっている(ように見える)同僚を『悪』と判断することが

とっても気持ちが良かったから。

日本のワイドショーがなぜ不倫報道で賑わうのか?

それは、欲求不満で生きている人間が

『間違えた』ことをした他人を『悪』と判断することで

日頃の欲求不満を解消して『気持ちよくなって』いるから。

photo@bukingham palace

 

いや、ね、

私もゴマキの不倫報道には驚きましたが

(モー娘。世代だし。心のママ友だと思ってたし。笑)

『ゴマキは間違っている!』とは思いませんでした。

でもきっと、昔の私だったら

『うわーサイテー、ありえなーい』と

(喜んで)批判したでしょうね。

そして偽物の安心を手に入れて

あたかも『私は正しいですから♪(安心安心♪)』と言うふりをして生きてただろうな。

 

誰かにダメ出ししたくなるのは

ダメ出し=気持ちいい

という認識があるから、です。

 

『私が正しいですから♪』という妙な結論出した感と安心感。

実際には何の結論も出てないんですけどね。

実は世の中に『正しい』なんて存在しないのですよね。

靴を履いたまま家に上がるのが『正しい』地域もあれば

靴は脱いで家に上がるのが『正しい』地域もある。

 

不倫をすることが『正しい』時代もあれば

不倫をしないことが『正しい』時代もある。

 

何かを『正しい』と決めた時点で

反対側にあるものを『間違っている、悪』に置いてしまう。

『間違っている、悪』を作り出すと

自分や他人を切りつける刃になる。

そうやって戦争が始まる。

争いは、苦しいし孤独だし避けたい。

それなら『間違っている、悪』を作り出さなければいい。

 

極論だけど

人を殺してはいけない、間違っている。

ではなく

『私は人を殺したくないから殺さない。』

『殺さないほうが私は楽しい、安心する』

という視点。

 

これなら、自分も他人も傷つけなくて済む。

後者の視点の方が、体の筋肉が緩んで安心する。

誰かを批判して『私は正しい!』と安心する、

その偽物の安心感は

体が緊張して肩こりが増す。

なぜなら、他人に向けた刃は自分にも向くから。

他人を裁く人は自分も裁く。

他人も自分も裁こうとすると

いろんなものが(裁くための)格好の材料となるよね。

スマホ育児、液体ミルク、そもそもミルクの批判(母乳で育てよ!みたいな)

既婚か独身か、専業主婦か兼業主婦か

働いてるか無職か、太ってるか痩せてるかetc…

そうやっていちいち目くじら立てて

体を緊張させて生きるのは

やっぱり、楽しくないや。

 

AとB、この二つがあったとき。

Aは間違っているからBを選ぶ、ではなく

AよりもBが楽しい★心地よい★体ゆるゆるりん★

という、ちょっと浮かれた視点で生きたいな。

 

P.S 実はヨーロッパの警官フェチなので

この記事の前半にはヨーロッパポリスメンの写真を入れました(笑)

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