自分が誰かに『捧げた』ことに価値をつければ
私たちは『愛されない』という現象は体験できなくなる。
今の時代の人間の悩みって
大きく二つに分けられて
一つはお金の悩み。
そして、もう一つが人間関係の悩み、だと思う。
人間関係の悩みって
その対象が親であれ子供であれ
パートナーであれ上司であれ同僚であれ
一言で言うなら
『私は愛されていない。だから愛されたい。』なんだよね。
私はこれだけあなたに捧げたのに
あなたからはちっともお返しがない!
↑これがすべての人間関係の悩みの元。
だから人間関係で悩まなくなるための解決策はシンプルで
『私はこれだけあなたに捧げました』
『私が捧げたいから捧げました』
↑
ここで終わりにすること。
『私がこんだけあなたに時間とかエネルギーを注いだのに、それに見合うお返しがないなんて許せない!』
こうやって相手に要求し続ける限り
私たちの『愛されない物語』は終わらないし
死ぬまでそれを続けるの?
今まで人類が楽しんできた
『愛されない物語』を終わらせようよ。
これを終わらせると
戦争も人殺しも、全部なくなると思うんだよね。
じゃあどうやって愛されない物語を終わらせるのか?
繰り返しになるけれど
それは『私はあなたを愛しました』『私はあなたを愛しています』
ここで終わらせること。
どんなストーリーも
ぜんぶ、自分の中で終わらせるの。
お母さんから愛されなかった、
お母さんが私を認めてくれなかった、
夫が気遣ってくれない、
彼氏が素っ気なくて不満がある、
子供が嘘をつく、
上司がいつも認めてくれない、
こんなことでヤキモキするのは
『私はあなたを愛しています』
『故に私が自らあなたに捧げました』
という、本当の目的を忘れているから。
そして
『捧げた自分』を誰よりも
自分自身が一番評価していないからなのだ。
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忘れないで。
私たちの本当の目的は
愛されること、ではなくって
愛すること、なんだから。
この本当の目的を忘れると
『私がこれだけ与えたんだから
一刻も早くお返しをください!!』
となる。
相手に『貸し』を作って
『私がこれだけ貸したんだから
返してください!』と、なる。
タチの悪い借金とりみたいになる。
『私はあなたを愛しました』
↑
ここで物語を終わらせれば
私たちは傷つくことなんて、ない。
傷つく、という体験ができなくなる。
傷つく、という体験が幻想であることが分かる。
傷つかなくなるから
私たちは『無敵』になる。
無敵になる、というか
本来、元々私たちは無敵だったのですけどね。
そうやって無敵になることを
無償の愛、と言うんじゃないかな。
前回の記事に貰ったコメント。
嬉しいね。
本当に、そんなにお返しが必要でしょうか?
本当にお返しがないと幸せになれないんでしょうか?
私の言う『毒親』って
子供がその親を見たときに『うちの母ちゃんなら、何があっても大丈夫だろうなぁ』と思えない親のことです。
毒親育ちの人は
『私は愛されていない』と強く思いがちだけど
(そしてそうやってちゃんと綺麗事なしで自分を観れるのは、それはそれで素晴らしいこと)
でも『愛されていないと感じている』とか本当はどうでもよくって
『私は愛することが難しい親をあんなにも愛したんだ…』と
自分の愛の大きさに感動すればいいだけなんです。
たまに、どこか他の人が提供している教え(?)とかで
『あれも親の愛の形でした』
『だからあなたも親に愛されていました』
と締めくくって
それを受けた人たちが
『私も愛されていたんだー!』と
なぜか喜んでいる光景を見かけるけど
『あなたも親に愛されていました』とか
『あなたはパートナーに愛されていました』とか
そんなのは特別必要ないと私は思うんだよね。
昔々、私も
『母親に愛されているワーク❤︎』なんかをやって
イメージの中で母親に愛されること、をやってみて
確かに心はふんわりしたんだけど
誰かに愛されている私だと嬉しい、
で終わるのは
なんか、ちょっと、惜しい、
というか違う気がする。
誰かに愛されている私、という
他人目線の自分を見ている限り
私たちは物語を終わらせられないんだよ。
私たちは今ここで
誰かを愛した自分、を
自分で思いっきり評価してあげればいい。
お母さんを愛した自分、
男を愛した自分、
会社の役に立とうと会社を愛した自分、
そんな自分に価値を与えられるのは
自分だけ。
『私はこれだけ与えたけど
何もお返しがないので
与えた私には価値がありません』
と言えるのも自分だけ。
誰かを愛した、
その愛した人に思いっきり捧げた、
そんな自分に
世界中の富を集めても足らないほどの価値を感じてみればいい。
ちなみに、2021年末の世界の資産の合計は
530兆ドルらしいので
日本円にすると
68,123,815,000,000,010,00円だそうです。笑
(1/18 現在)
さて、ここで
『愛しただけでお返しがない自分に価値はつけられない』
『やっぱり愛されていない私は価値がない』
と感じた人は、これからも愛されない物語を楽しむ羽目になるけど
その覚悟はできてるかい??❤︎
↑最後、ちょっとした脅迫っぽくなったね!ガハハハハ。
Yuki