■女性性と潜在意識

一歩間違うと、女はオニババ化するらしい。

女が、自分で自分の体を大事にできないとき
女はオニババになる。

 

このお仕事をしていると
たくさんの人の人生に触れる。

今まで1000人以上の人生を見させてもらって
それはまるで1000冊以上の小説を読んだようなもの。

 

色んな考え方の人がいるなぁ、と思う。

 

 

で、私、色んな考え方に触れてみて
その上で一生かかっても理解できないことがあるんだけれど

それが
『たいして好きでもない人とSEXする女の人の気持ち』

 

 

昔っから、私は基本的に大好きな人としかSEXできなかった。

私の長い性生活で色んなことしてきたけど
その中で、大好きじゃない人とSEXしたのは
たぶん、2回くらい。たぶん。
(ゼロじゃないんかーい!と思う人もいるかもだけど
この2回は酔っ払いすぎてどうにかしていたし
元カレだったので良しとしましょう)

 

 

で、若い頃の友達なんかは
好きでもない人と奔放にSEXできる子が多くて
なんとか私もそこに合わせようと
いつもその子たちの話を聞いていたけど
全然理解できなかった。

 

 

私にとって
男は2種類あって、
私が大好きな人か、それ以外か、なのだ。

 

『それ以外』に該当した男は
私にとって、その辺にある石ころ、とおんなじなので
触れられるだけでゾッとするし
どう頑張っても性の対象にできない。

 

 

それこそ、昔
こちらがたいして好きでもない人と
そういう関係になるタイミングがあったが
体が全細胞をもってして、
その男の侵入を拒否するし
私の思考というより
体が『侵入禁止!!』と猛烈に拒否をする。

 

 

ずっと私はそんな感じで生きてきたので
『愛していない人とSEXする女の人の気持ち』
が、どうしても理解できない。

いい加減、37歳くらいになったら理解できると思ってたんだけど
37歳になっても理解できないから
たぶん、一生理解できない。

 

 

で、念の為お伝えしておくけど
この『理解できない』というのは
愛していない人とSEXする女は最低!
と批判している訳ではない。

 

 

私が言いたいのは
『とにかく理解できない』
ということだけ。

 

 

今まで担当したクライアントさんの中にも
『愛はそこまでないSEX』ができる人、
そしてそれを強く求めている人、を
結構見てきたけど
やっぱり理解できない。

尊重するけど理解できない。

 

 

そもそもSEXなんて
愛してない人とするんなら
足ツボマッサージに通った方が
よっぽどいい気がする。

 

愛がないSEX
=足ツボマッサージ、
である。

 

 

 

 

そしてそして
今書いていて気付いたが
私、愛していない人とSEXしたくないのは
『この大事な私の体を
そんな簡単に開帳したくない』
という思いがある。

 

とっても大事な宝物だから
私が猛烈にその人を信頼したい!と思える相手でないと
絶対に開帳したくない。

 

これは自分の大事な我が子を
レベルの低い雑なベビーシッターに預けたくない気持ちと、とてもよく似ている。

 

 

『私はこの人のことを猛烈に信頼したい!』
『信頼できるかどうかは関係なくて
私はこの人を信頼したい!』

そうやって
私の体が感じた時に
是非ご開帳させていただきたい、という気持ち。

 

 

相手に裏切られるかもとか
相手が信頼できる人かどうか、
なんて
どうでもよくって

『たとえ裏切られても
私がこの人を信頼したいと思ったから
それでいいんです!』
と思える相手に
私は開帳してきた。

 

 

今はこうやって言語化できているけど
若かりし頃の私はそこまで考えていなかったので
いつかは、やれ裏切られた、やれ信じてたのに!
と、のたまったこともあったが

生まれてからこのかた
ずーーっと私は
そうやって自分の体を特別扱いしてきたみたいだ。

 

 

だから私は
私の裸を見れた男性に対しては
『あんたラッキーだね!』と思うし

反対に私が愛する人の裸を見れた時は
『なんてラッキーなんだ!』と心底感謝する。

 

 

SEXは私にとって
やはりとても大切な儀式だから
いつまでもSEXを大事にしていたいな、
と思うんだよ。

 

 

愛し合う2人が
心の奥で『私がこの人を信頼したいからそれでいいんだ!』
という思いを抱えながら
性行為をするということは
すごく素敵なことだなぁ、と感じるよ。

 

 

この間読んだ本で
『女性はある程度の年齢になると
自分の中の性エネルギーをうまく消化できなかったときに
オニババ化する』というようなことが書いてあって
こ、怖いなぁ。。と我が身を振り返ると同時に
本当に納得してしまった。

 

私は7年間、
婦人科でナースとして働いてきたから
たくさんの女性の性生活について
話を聞いてきた。

 

ヤクザの彼氏に中出しされた、だの
夫から性病をうつされた、だの
夫が勃たない、だの
『こんな年取った私より、夫は若い女の子が好きなんです!』と泣き始める患者だの、
本当にたくさんの女の性を見てきた。

 

 

私は『性』とは、究極
ゆるむ、ことだと思ってるんだけど

女性がゆるむことを忘れた時
女はオニババ化するのだろうね。

 

 

 

 

1年前に、私は自転車に子供を乗せて走っていた。

すると私の前方から
1人のおばあさんが自転車に乗って
こちらに向かってやってくるんだけど
おばあさんは結構な年齢のため
ふらふらーゆらゆらーと近づいてくる。

 

コレは危ないなぁ、とおばあさんを避けるように
とてもゆっくり遊歩道を走っていたら
見知らぬババアに
『子供乗せて自転車乗るなー!』
といきなり怒鳴られたことがある。

その遊歩道は自転車の通行は許可されていたし
私はゆっくり走行していたし
危険運転をしていた訳でもない。

 

なのにいきなり怒鳴られたのだが
怒鳴られて始めの数秒間、
私は自分が怒鳴られたことに気づかず
(というか理解できず)
『あれ?なんか聞こえたような?』と
能天気に構えていた。

 

 

しかーし!!

 

 

その数秒後に
『あ、私、見知らぬババアに怒鳴られた』
と気づき、

自転車を停止させ
後ろを振り返り
『うっせーんだよ!!!』
と大声を発した。

 

 

オニババを私の手で駆逐しなければいけない。
そうでなければ私と違って可愛くて優しい気弱なママが被害に遭う…!!

私はもはや使命感に駆られていた。

 

 

ババアは
『う、うっせーって何よー!!』
と喚いていて

私はふと、
『あれ、コレは教育に良くないよね(汗)』
と反省しながら我が子たちの表情をうかがったら
我が子たち、微動だにせず顔色一つ変えずに座っていて苦笑した、
という思い出がある。

(いつものママだもんね。。。笑)

 

 

その出来事を受けて
一体全体、なんだって女があんなふうになってしまうのか?
何が彼女をそうさせたのか?
ババア、どうしちまったんだよ!?
としばらく気になっていたが
私は最近ようやく分かったよ。

 

 

あのババア、性エネルギーこじらせてるだけだな。と。

ただの欲求不満ババアだな、と。

恐ろしいものです。

 

 

オニババとは
要するに
自分で自分の体を大事にしない女、のことを言います。

 

 

で、こうやって書くと
『最近私SEXしてないからオニババかも』
と自虐する読者がいるかもしれないけれど
大丈夫。そこは関係ない。

SEXしなくても
自分で自分の体が宝物だというふうに扱えばいいだけ、なんだよ。

 

 

オススメとしては
布ナプキンを使って
バニラの香りのボディクリームを塗ること!!

馬鹿みたいだけど
コレは効果あると思うよ。

 

新しい布ナプキンが届いたー!

 

私は本能的に
『私の体は宝物だ』と知っていたから
いいSEXをたくさんしてきたし
自分の排卵日も分かるし
いつも自分の臓器に気を配ってきた。

 

自分の排卵日とか生理日に気を配るっていうのは
女性ホルモンの『揺らぎ』を受け入れていることであり
頭より体が賢いことを知っている状態なのかも。

 

男性ホルモン(男性性)は
一直線で右肩上がり。
(コレはイメージです)

女性ホルモン(女性性)は
曲線で螺旋状。

 

どこか掴みどころがない、
正解がない
ふわ〜っと
ただ流れていくのが女性、なんだなぁ。

 

 

性エネルギーは
穴埋めSEXでは埋まらない。

埋まったという錯覚はできるけれど。

 

 

そもそも
男性とSEXしなければ埋められない!
と感じているのなら
そうやって
『私には何か欠けている』と
自分で自分を粗末にしている姿勢に気が付くことよね。

あとまぁ、排卵日付近にはしたくなると思うけど
その欲求は優しく受け止めればいいんだよねぇ。

 

 

穴埋めしたいからSEXする!のではなく
その人のことを愛しているからSEXしたいと感じる。

そういうSEXしか
やっぱり私は興味がないなぁ。

 

 

そうそう、例のババアとの後日談です。

その後も私は3回ほど
例の遊歩道でババアとすれ違いました。

 

その度に
『あ、あのババアじゃん』と思って
すれ違い様にジーーっと見ていたんだけど

あるときババアは初老の男性と共に歩いていた。

 

いつものように
ババアの顔をジーッと見ながら
『この間あなたに怒鳴られた母親です』
というテレパシーを送っていたら
ババアは気まずそうに目をそらした。。

 

旦那に恥ずかしい生き方すんなよ!
と思いましたね。

旦那がいる時に怒鳴るならまだいいよ。

 

 

子供を連れて道を歩いていると
優しいマダムに話しかけられる時があって
『可愛いわねぇ』
『大変なのは今だけよ、うちの息子はね〜』
と言われるんだけど
私、そういうのは大歓迎なの。

本当に嬉しいし
普通に知らないマダムと道端で5分とか立ち話するくらいなの。

あったかいねぇ、と思うんだよ。

 

 

でも、例のババアのように
『八つ当たりしてもどうにかなるでしょ?』
というスタンスで自分の感情ドーン!とぶん投げてくる人には
徹底的にやってやりますよ!

私にはそれは通用しねーんだぞ!!と。

 

 

若い頃から痴漢されても
男を追いかけ回すほど
その辺は徹底しているし
そうすることで
『ふふっ、今日も日本の安全を守っている私…』
と、いい気分になるからやってる。

 

 

そんな自分の性格が面白いし
たまらなく愛おしい。

私みたいな性格の人って少ないから
私がやらなきゃね!って感じ。笑

 

子供の時から性格かわんないなぁ。。。

 

 

Yuki

 

 

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