光と影の法則
いま、嫌な出来事があったとして。
例えば彼氏が欲しいのに彼氏がいない、とか
めちゃくちゃ寂しい、とか
お金を自由に使えない、とか
職場でいやな上司がいる、とか
夫と仲が良くない、とか
まぁ、そんなような現実が見えたとします。
そうしたときに
潜在意識とかスピリチュアルの概念、
引き寄せの法則を知ると
『この現実を変えよう!!』
と、なる。
嫌な現実があって
その現実を好転させる方法があると知り
私たちは
『よっしゃ!現実変えるぞ!!!』
と、なる。
これが罠です。
嫌な現実は
変えようとすればするほど変わりません。
もしくは大きくなります。
この世は
光と影の法則で出来ています。
なにかを『良し』として
その反対側にあるものを否定すればするほど
反対側にある『ダメなもの』は大きくなる、のです。
これはもうこの世の法則なので
いくら私たちが文句を言っても変えられません。
アンパンマンがいるからバイキンマンが生まれて
ヒーローがいるから悪者が存在します。
そう、この世は白黒の世界。
嫌な現実を見たくないなら
現実そのものを手放せばいいんです。
現実>>>自分、ではなく
現実<<<自分、にすればいい✨
現実を変えようとする自分、をやめればいいだけ、なんですよ。
『でも、現実を変えようとする自分をなかなかやめれないんだよ!』
『どうしても現実に執着してしまうんだよ!』
そんな気持ちもよく分かります。
これはもう過去に何度か書いている話ですが
私が『どうしても現実を見てしまう自分』を卒業できたエピソードを書いてみます。
私が潜在意識という言葉に出会ったのが
今から10年前。
そのころの私はナースをしていましたが
なんだかいつもお金がなくて
恋愛がいつも上手く行かず
いつも傷ついていて
『私はもう不運な星のもとに生まれたんだ…』
と、本気で死ぬことを考えていました。笑
笑ってますが当時は結構本気だったんですよ。笑
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そんな私が『潜在意識』というワードに出会い
『潜在意識を変えることで現実が変わる』という概念に出会います。
それを知った私は潜在意識を変えようと躍起になりました。
なぜそこまで躍起になったかというと
『男に愛されない』という現実を変えたかったから。
ですが現実を変えようと
イメージングを頑張ったり
アファメーションを頑張っても
現実は変わらないどころか悪化する、ということがありました。
友達がどんどん結婚していく中で
私だけが付き合った男性に振られたり
恋愛が上手く行かなかったんです。
相変わらずお金も足りないどころか
借金もあって
住民税は滞納して横浜市中区に呼び出しをくらってました。笑
『現実を見ないで自分の内面を心地いいもんにすればいい』
そんなことはもう知っていました。
でもどうしても現実を見て振り回される。
どうしても現実を見て、この先の人生も終わりだ…と思ってしまう。
気が狂いそうなくらい絶望していました。
私はほとほと
現実をどうしても見てしまう自分、に
嫌気が差しました。
周りの人たちは、みんな何もせずに上手く人生が進んでるように見えます。
追い詰められた私は
『いかに自分の内面における現実の濃度を薄められるか?』
考えました。
その当時の私である。
考えに考えた結果、
私はある3つの方法を実践することにしました。
もう、しのごの言わずに
現実を見なくて済むよう
自分で訓練しなきゃいかん!!
そんな気持ちでした。
だから結構、徹底してこれを行いました。
誰も仲間もいない中
マジで1人で徹底して
私は現実濃度を薄めようと必死だったのです。
で、そんな私が行った3つのことがこちらです。
ドンっ!!!
①走る!!!!
②自分の感情や思考を書き出す
③他人との内面的関わりを排除する!!!
この3つを行うことで私は
『嫌な現実』を自分のココロから締め出したのです。
6畳一間の部屋に1人でいると
『どうせこの先も私は愛されなくて貧乏』という思考しか湧いてこないので
1人で毎晩ランニングをしました。
職場の人と話しても
『いい男はいない』とか
『お金が足りなくて』とか
みんな不幸話をしていたし
『なんでユキさんは彼氏いなんですか?』とか
苦しくなる話ばかりでした。
恋愛が上手く行ってる友達と話すと
『なんで私は1人なんだろう?』と
自分を責めたので
友達と話すことを辞めました…!!
すべての友人とも家族とも一旦、連絡を断ちました。
職場の人と話すことをやめることはできないので
職場では、人と本気で付き合うことをやめて
うわべだけで付き合っていました。
うわべだけ、と言うのは
『この人たちの言うことを、まに受けない』
というスタンスで
『この人たちの言っていることを自分のココロに影響させない』
と決めました。
※私はこの時期に本当に誰とも関わりを持たず孤独でした。
そしてこのときに私は『孤独は魔法だ!』と気付きました。
私がこの方法を徹底して2ヶ月が過ぎた頃。
いつものように横浜の中華街を走っているときに
私はついに、やっと
ココロからこう思えたのです。
『この先、友達も周りの人もみんなどんどん結婚して家庭を持っていくだろう。
その中で私だけ一生1人だったとしても、ずっと笑っていよう』
『1人でおばあちゃんになっても私はずっと笑っていよう』
中華街の門をくぐりながら
自然とこんな思考が湧いてきて
私は付き物が取れたような…
今までの悪夢から目覚めたような…
とてもスッキリした気持ちで帰宅しました。
その後のことです。
別れた彼と復縁し
気付いたら起業してすぐに月収100万円になり
気付いたら結婚してロンドンにいて
気付いたらロンドンで子供2人産んで
気付いたら離婚していて
気付いたらまた私は恋愛してるって感じ。
『1人でおばあちゃんになっても笑っていよう』
と決めたあの日から10年が経ちますが
あれから何度かまた現実が猛威を振るうこともありました。
その都度、私は
あの中華街の自分を思い出して
ちゃんと『1人』になりました。
1人は寂しい、だって?
んなわけあるか!!!
『私は1人だ』と、その事実に抵抗しないことで
このホログラムの世界で
『1人ではない自分』も体験できるわけです。
『1人』こそ
あの世の魔法をこの世に下ろせる魔法なんだよ。
私は心底生きることが嫌だったんだよ。
何も持っていなかったよ。
初めから上手くいっていた人ではないんだよ私は。
上手く行かないことばかりだったよ。
だから自信を持って言えるんだよ。
あんたも私も大丈夫なんだって。
現実じゃなく自分を見ろ!!!と。
自分を見る、とは孤独になることで
それは『はい感謝感謝❤︎』とかかわいいもんではなく
『どんな私も最高!』というお祭り騒ぎでもなく
もっとゴッツイものなんだよ。
ゴッツイ静寂、
という表現がぴったりかな。
Yuki
光と影の法則を使いこなす方法は
こちらでもお話ししてます🌹
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