イギリスっぽい写真じゃない???
この景色が気になって何枚も写真撮ったよ。
ヨーロッパ諸国をめぐって思うことは
私は『イギリスの建築物』が好き、ということ。
パリもおしゃれだけど、なんとなく軽すぎる。
イタリアのお家も可愛いけど、なんとなくポップすぎる。
イギリスの重厚感・質実剛健な建物を見ると
誠実な男に抱かれているかのような安心感を覚えるわけです。
今週は夫とロンドンデートをして
たくさんの建築物を見てそんなことを感じました。
さて。
本題に行こうか★
『感情の感じ方』について書いて行こうかなと。
自分を愛すること=自分の感情を感じること。
こんな感情は抱いてはダメだ、と思う必要はなし、
っていうことは今まで散々伝えてきました。
今回は子育てに絡めて
感情の感じ方について書いていきますが
お子さんがいない方でもかなり参考になると思います。
長男を産んで1年8ヶ月が過ぎました。
1歳8ヶ月になった長男は自我が出てきて
俗にいう『いやいや期』に突入した模様。
家だけでなく、ナーサリーでも暴れてるらしく
ナーサリーの先生から『trouble』(トラブル)ってあだ名つけられてるんですけど。笑
登園すると
『Hey!!!Trouble!!!』って言われるよ。
ちなみに、以前は
『Little roller man』 というあだ名を付けられており
その由来は、寝返りしながら部屋の隅から隅まで1日中移動するため。
ハイハイも歩くのも結構遅かった長男は
なんかずっと寝返りして移動してた!変なの!
ま、それは置いといて。
うちのtroubleが癇癪を起こしてギャン泣きするとさぁ大変。
飛行機内でも、空港でも、スーパーでも
どこでも寝っ転がってとんでもない声で泣き叫びます。
おとなしい子でしたが、こんな一面もあったんですね。
下手すると30分とか続く時もありましたね。
ナーサリーの先生に相談したところ
イヤイヤ期の癇癪には下記のように対応するようアドバイスを貰いました。
『彼が落ち着くまで
安全な場所で放置&見守り』
『自分で癇癪をコントロールする練習をさせましょう』
『暴れているからと、大人がすぐになだめないこと』
↑これ聞いてほんとうれしくなっちゃった!
あんまり調べてないけど
ちょこっとネットで調べたら
たまたま見た日本のサイトでは
『ギャン泣きをしたら、おもちゃなどを見せて気をそらしましょう』
『落ち着くまで抱っこして安心させましょう』
とかあるわけ。
それを読んだ私の感想は
『どうしてそこまで子供に合わせなければいけないのか?』
でした。
子供に媚びる、みたいに感じて嫌だった。
ナーサリーの先生のアドバイスを聞いてうれしくなった私はその日
早く癇癪来ないかな。早く試したいな。
とワクワク。
早速、その日の晩に
私がキッチンに物を取りに行っただけで癇癪を起こした息子。
息子は『キー!』と怒りながら
わざわざキッチンまでついてきて
私が見ていることを確認しながら
ゆっくりとキッチンの地面に横たわりました。
(ゆっくりと横たわるのは、以前、勢いよく横たわったところ
頭をぶつけ痛かったため。笑)
そして、再度、私の反応を伺いながら
思いっきり深呼吸をして
その3秒後にこの世の終わりかというくらいのギャン泣きが開始されました。
私は
『そっか、何か気に入らないことがあったのね』
『ママがキッチンいくのが寂しかったのかもね』
と言いながら
大間のマグロのように暴れる息子を担いで
リビングの安全なカーペットの上に
引き続き、優しく横たわらせました。
ただ単に無視しているのではないよ、ということを伝えるために
『落ち着いたら教えてね』とお腹を撫でながら伝えて
(ギャン泣きなので聞いているか不明ですが)
そこからちょっと離れたソファーに座ってリラックスしていました。
始めての対応に戸惑った息子は
『マジかよ!』みたいな感じでさらに激しく泣きましたが
それでも私は方針を変えませんでした。
私が引き続き穏やかな表情を浮かべて
テーブルの上を整理していると
ギャン泣き開始から10分もしないうちに
なんとか泣くのを終わりにして
一人で立ってトコトコ私に近づいてきて
ギュッと抱きついてきました。
そこでやっと私は
『一人で歩いて来れたんだねー!
初めてじゃん!』
『頑張ったねー!いえーい!』
と抱っこをしてあげました。
抱っこをしたら、すでに息子はケロッとしていて
あぁ、思う存分感情解放してスッキリしてやがるって様子。
これを何度か繰り返しているうちに
自分で自分をコントロールすることを徐々に身につけた1歳8ヶ月児。
この対応から1週間ちょっとで
彼の癇癪はほとんど起きなくなりました。
本当に、頑張ったね!!!
そういう成長が一番嬉しい。
こうやって癇癪を起こして感情が暴走している時
親が動揺したり、ご機嫌を取ろうと奮闘すると
息子はますます調子に乗って
こちらをコントロールしようとしました。
これでは息子のためになりません。
自分の感情は自分ではなく誰かがお世話してくれる。
ママが自分の感情の処理係になってくれる、と勘違いしてしまいます。
あいにく、私は息子の感情処理係になる気が
サラサラありません。
また、この対応方法をナーサリーの先生から聞いた時に
『この方法だ!』とピンときたのですが
なぜかというと
それってここ数年間
私が『もう一人のわたし』に対して行ってきた方法だったから。
自分で練習を積み重ねたきたので
対息子にも生かされています。
時に、感情(もう一人の自分)は暴走します。
その時に、その感情に飲み込まれるのは違います。
飲み込まれるんじゃないの。
心の安全な場所で落ち着くのを見守るの。
それが『感情を感じる』です。
言いなりになるのも違うよね。
例えば、
ある人が自分が幼いころ、親に虐待された時の感情を思い出したとします。
その時に感情に飲み込まれると半端なく苦しくなって
そんで感情をなかったことにして蓋をしてしまいます。
感情を感じる、とは
『怖いよ!!!誰か助けて!!!』という感情が暴走した時に
理性を使って
『怖くてたまらないんだね。』
『でも、あなたはもう大人になって自分で自分の身を守れるの』
『今は安全な場所にいるの、だから思いっきり泣いても暴れてもいいよ』
と“もう一人の自分”、つまり感情を
放置&見守りすること。
念のため書いておくけど
愛ある放置ね。
そしたら絶対に落ち着くから。
感情を感じても落ち着かない、という人は
感じてるんではなく飲み込まれてんじゃないかな。
わたしもギャン泣き開始当初は
『重病が発生したのか!?』とかテンパって
めちゃくちゃ息子の機嫌とりまくったり
息子に飲み込まれて共倒れしたけど
(イライラしてわたしもイヤイヤ期に突入したみたくなった!)
同じように
暴走する感情に飲み込まれると
共倒れしかしない。
自分ともう一人の自分の共倒れ。。。
それって自己破綻、自暴自棄。
癇癪を起こしてワケわかんなくなってる息子を見ていると
まるで、感情が暴走した時の自分自身を見ているようで
なんだかしっくり来ます。
子育てって、もう一人の自分育てなのかもしれない。
それって結構面白いかも。
(大変だけどな。)真顔。