■潜在意識と自愛

占いは、いいことしか信じない。自分が正しい、という強烈な姿勢。

最近、ある方が私の占星術を見てくれるということで
無償で鑑定をしていただいた。
(その方は占星術の勉強中ということだった)
その際にこう言われた。

 

 

『Yukiさんは母性や‘感じる心’がない』と。

その根拠として
月星座蟹座の私は
蟹座としての要素を全く持ち合わせていない、という鑑定だった。

そのほかにも、『月』は『奪う星』で、月の呪縛があるという考え方も仰っていたけど
どうもこの、月に限らず、何かを『奪うもの』とする悪者認定する考え方が私に合わなかった。

 

 

 

 

みんなは『占い』的なものは、どう使う?

 

私はね、今回のことを通して
占い結果は自分を知るツールだ、と思った。

 

占い結果そのものに意味はないのかもしれない。

 

 

『人の言うことを聞きなさい』と言われて育った私たちには刺激的過ぎるかもだけど
私たちは、他のどんな人の言葉より
『自分だけが圧倒的に正しい』という
健全なエゴを持つ必要があるのかもしれない。

 

 

 

なぜなら

『Yukiさんは母性や‘感じる心’がない』

このように言われた時
私、はじめてこう思ったんだ。

 

 

『私って、母性がある…!!!』と。

はじめて気づいたんだ。

 

 

 

今まで自分に母性があるかないか、
考えたことがなかった。

子どもを産んでも
私は私でしかなくて
子どもは可愛かった。

 

 

『母性』の定義は人それぞれだけど
私の解釈では
母性を持っていない人は、この世に存在しない。

なぜなら
母性とは、母親を示すものでもなく
女が持っているもの、でもない。

母性とは
女も男も超えた統合性であり
母性は女性性であると同時に男性性でもある。

反対に
女性性でないと同時に男性性でもない。

 

だから
女=母性、でもなければ
母親=母性、でもない。

 

母性とは『本当の私たち』を示すものであり
それは神そのもの、なんだ。

 

Trinity

Trinity Moonイメージキャラ

 

 

あなたには母性がありません、と言われた時
私は自分の中に強烈な母性を認識した。

 

 

 

 

 

ある時、太郎がギャン泣きをしていた。

ベルギー旅行から帰ってきたばかりのことで
太郎は恐らく、旅行時にママとパパとしっかり遊べなかったことでストレスを溜めていた。

 

私はその日、疲れていた。

太郎のギャン泣きが体にこたえ
耳を塞ぎたくなったしどうにか静かにさせたくて
イライラした。

 

太郎は、
夫が自分を置いて
二郎を連れて出掛けたことに関して怒って泣いていた。

 

 

ウィンブルドン一帯に響き渡るんじゃないか?
というくらい、太郎の泣き声が響いていた。

 

上にも書いた通り
私は疲れイライラしていたが
だけど、その時、スッと心が静かになって
『全身全霊で太郎を理解しよう』
と腹が据わった。

 

 

太郎の真正面に座り
彼の悲しみとか葛藤を全部抱擁するつもりで
彼と向き合った。

私は
『太郎、angry??
太郎、sad??』

と尋ねた。

 

ナーサリーで
感情について習ってきたので
彼は英語の方が自分の感情を表現しやすい。

 

 

 

太郎の泣きがちょっと弱まった。

 

 

続けて私は

『太郎、sad???
パパと一緒に遊びたかったからsadなの?』

と尋ねた。

 

 

そうしたら
あんなに泣いていた太郎が
ピタッと泣き止み
『パパ、byebye.
太郎、sad』
と教えてくれた。

 

で、その後すぐにケロッとして
『ママ、cars  遊ぼ!!』(訳;ママ、車で遊ぼう)と
ニコニコしていた。

 

 

人は、誰かに理解してもらえると
こんなにスッと感情が昇華されるんだ、
と実感した瞬間だった。

 

 

私たちが『もう一人の自分』と向き合う時
これと全く同じ方法を行うといい。

 

時に感情が暴れ、感情が叫び出す。
その時にそれを無視すると
感情はますます暴れ制御不可能になる。

 

私たちに必要なのは
一旦自分を捨てて、
全身全霊で相手を知ろう、という
相手への集中力だ。
(↑これをまず自分自身に対して行うこと)

 

 

『母性がない』と言われた時
私はこの出来事を即座に思い出した。

 

こんなに我が子と繋がろうとした私
母性がない、なんて
そんなこと、ありえない。

 

 

母性は、誰かと繋がろうとする在り方だ。

 

 

 

 

『母性がない』と言われた時
即座にイラッモヤっとした。

そうした時
私は冷静に自分の中を観察し
それが『自分のプライドを傷つけられたせいか』判断する。

もしプライドを折られたせいでイラッとしているなら
それは単なる八つ当たりによるイライラなので
この例で言えば『母性がない自分』を認める必要がある。

 

私はよくよく自分の中を観察したが
そのプライドはなかった。

反対に
『私には母性がある』と認識した。

 

 

 

『感じる心がない』とも言われたが
私には『感じる心』は十二分にある。

私は、過去に
『感じる心がある自分』を否定して
苦しくなったことがある。

 

上記の太郎とのエピソードそのものが
私の『感じる心』を指し示していないだろうか?

 

 

 

 

何かを誰かに言われたとする。

そのことでモヤっとしたり
焦ったり
怖くなったり
気分がズドーンと落ちることがある。
誰にでもそんな経験があると思う。

 

世の中にはたくさんの情報がある。

 

 

そんな時代を生きてる私たちに必要なのは
『人の言うことを聴かない』
ことなのかもしれない。

 

自分の真実は、
自分しか、知らない。

 

 

 

その情報が自分にとって真実か?否か?

それを知るための手段が
上記の
『そのモヤモヤやイライラが、自分のプライドをへし折られたせいかどうか』
という、判断基準。

 

私たちはプライドをおられると、痛い。
ピノキオの鼻を折られた時、あまりの痛さに
それを否定したくなる。

でも、その痛さは『受け入れるべき痛さ』であり
それ以外はスルーしていい。

 

 

怖い話は、聴かなくていい。

誰かや何かを悪者にしている人の話も、聴かなくていい。

 

厄年とかさ、罰が当たるとかさ、新型ウイルスとかさ。
怖い話なんて探せば山ほどあるのよ。この世の中。

 

貴女の恐怖を駆り立てたり
貴女の中に『悪』や『被害者加害者』を作り出す意見は
貴女の真実では、ない。

 

だって、悪も恐怖も、存在しない。
被害者も加害者も、本当はどこにも存在しないんだ。

 

人生って、もっとハッピーで喜びに満ちたもの。

 

 

生きているのが、楽しくて楽しくて仕方ない。

それが私たちの本当の姿だ。

 

 

私、もっとハッピーな世界を追求したい。

 

恐れをどんどん脱いで
大きな口を開けて、毎日笑って死んでいきたい。

みんなに感謝して
みんなとのつながりを実感して生きていきたい。

 

そう強く確認したのよね。

 

 

 

ー終ー

 

 

 

 

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