この間の火曜日、とっても哀しいことがあったんですね。
いつものように太郎をナーサリー(イギリスの保育園)へ送り届けたところ
いつもはクールに登園する太郎がその日はギャン泣き。
先生と私と、2人して何とか太郎をなだめる。
『中でtrainで遊ぼー!』とか
『ダイナソー(スペル、わかんね。)で遊ぼー!』とか促したのですが
一向にダメ。これは珍しい。
そんなときにナーサリーの先生がこう言ったのです。
『今日はモーガンの最後の日だよ!モーガンと遊ぼう!』って。
太郎はスルーして泣いてたけど
私…
『ちょ、ちょっと待って!?
モーガンが最後の日とはどーゆーこと!?』と食いつく。
先生は
『モーガンは明日、フランスへ引っ越すのだ』と。。。
モーガンとは以前もこのブログに登場しているので
マニアックな方なら押さえているキャラだと思うのだが
そう…!太郎のベストフレンド!!!なのである。
2ヶ月しか誕生日が違わない彼らは
2人して生後6ヶ月くらいからナーサリーにブッ込まれ笑
その中で微笑ましい友情を築いてきたのである。。(涙)
うちの太郎の本性は【嫉妬深い頑固じじい】だが
モーガンの本性はまさに【ANGEL】!!!
いつもニッコリ笑って
お友達に優しく、ときには先生の言うことを聞かないお友達(太郎)を優しく指導することも。
例えば、こちらのナーサリーでは2歳児のクラスから
サークルタイムと言ってみんなで輪になって大人しく座って話を聞く時間があるのだが
なんと、うちの太郎はいつもゴロゴロ寝転がって話なんか聞かないのである。
そんなとき、モーガンがいつも優しく太郎を座らせたり
話を聞くように促している光景が可愛らしい、と先生たちから聞いていた。
(涙)
私がお迎えに行くと
『Oh!!! Taro’s mummy!!!』と言って
太郎を呼びに行くのだ。
ハァ。かわいい。
ですから私の中でもモーガンは特別お気に入りの子供であり
太郎から『今日、モーガンとブラックタクシーで遊んだ』と聞くと
それだけでハッピーだったのである。
そしてそんなモーガンのいきなりの引越し。。
コロナでなんか影響あったのかもしれない。
とにかく、ギャン泣きしている太郎は諦めて
そのまま先生に託して私はスーパーへと向かう。
時間がないけどモーガンにプレゼントをあげようと思って、
ミニカーのセットとカードを購入。
お迎えの時に
いつもより早めに行き、先生に
『まだモーガンはいるか?』と尋ねると
私の紙袋を見て察してくれて
モーガンを入り口まで呼んでくれた。
(※最近はコロナの影響で保護者は中まで入れないし他の子供と接触できないようになってる)
そして先生の計らいで、太郎からモーガンにプレゼントを手渡しできることになった。
私は跪いて、モーガンの目を見ながら
『Morgen!!Thank you.
Yutaro really likes you!!』
と伝えた。
モーガンは私の目を見て
眩しそうな顔でいつものようにニッコリ笑った。
太郎と2ヶ月しか違わないのに
顔はダビデ像のように彫りが深く
栗色の天然パーマの3歳の男の子のこの笑顔を私は一生忘れないだろう。
モーガンにありがとうと伝えた時
私はとても泣きそうだったのでいそいそとナーサリーを後にする。
35歳にもなってこんなことで泣くのは恥ずかしい。
何も分からない太郎は
『Bye!!』と走ってバギーに乗る。
帰りのバギー(乳母車)では太郎はモーガンママの手作りのカップケーキを頬張る。
こちらでは何かあるとママがカップケーキを焼く。
こういうことがあると自分でも驚くほどに感傷的になる。
なぜ別れがあるのだろう?とか本気で考える。
今日の今日まで、ほぼ毎日顔を見ていたのに
これからは一生、会えないのだろう。
かと言って、モーガンの家族と連絡先を交換してやり取りする感じでもない。
太郎とモーガンは2人でいろんな経験を共有したのに
それがずっと続いて太郎が日本に帰るまで別れることがないと思ったのに
どうしてモーガンが先にフランスに行ってしまったんだろう。
どうしてこれからは会えないのだろう?
そしてどうしてそれを当たり前のように受け入れるのだろう。
中学生の時に、仲良しの友達と
『大人になったら一緒に住もう!』と約束をして本気だった。
だけど翌年、クラスが離れるとその子とは話すこともなくなり
今では生きてるのか死んでいるのか?
苗字すら忘れてしまった。
人は当たり前のように離れていって
そして離れていかないものはなくて
どうしてこんなことをわざわざ経験しなければならないのだろう。
夫ともいつかは離れるし子供とも離れるし
私はみんなと離れるんだ。
自分も世界はとどまるものは何一つなくて
それが嬉しいけど哀しい。
それが真実なんだ。
この間、この記事で養子縁組はどうか?と書いたけど
私は今回、マジでモーガンを引き取りたいくらい切なかった。
日本に帰ったら養子縁組を考えるのもいいかと思った。
モーガンではなく、日本の養護施設とかの子供をね。
子育て、なんてただの人間関係であり
私と太郎の関係と
私とモーガンの関係も、大差ない。
どこかに私が愛したくなる可愛い子供がたくさんいるんだろう。
そんなことを思って今も泣きながらこれを書いている。
ちなみに、私のブログのトップ画で
ユニコーンを設定している。
なぜかというと
ユニコーンはスピ的には子供を守る意味合いを持っているからだ。
世界中には実はアフリカ難民とかそういうメディアで明らかになっているものではなく、想像を絶するほどの環境にいる子供が大勢いる。
そんな子たちへの思いも込めてユニコーンに設定した、という理由がある。
Yuki
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