前回の記事を書いた後、
その余韻が夜まで私の中に残っていました。
私はいつも通り、20時にはベッドに入り
さぁこれから読書をしようか?それともYouTube見ようか?
と、夜の余暇タイムにワクワクしていました。
ベッドに横になって
リラックスしていると
日中に自分が書いた文章を思い出しました。
ああ見えて実は私の母も、子供を傷つけないように必死に頑張っていました。
↑この文章を書いた時
私の心に何かが発生しましたが
私は続きの文章を書くために
それをスルーしました。
ベッドに横になりリラックスしていた私は
昔、母が『私を傷つけないように頑張っていたこと』を思い出しました。
それは私が中学校か高校の時でした。
当時、父が倒れて
父の借金を母が肩代わりしていたので
我が家はとても貧乏でした。
給食費の支払いに困難なほど、貧しかったのです。
そんなときに母は私に
『vivienneのマフラーを買ってあげる』
と約束してくれました。
ヴィヴィアンウエストウッドのマフラーです。
当時、一万円くらいしたと思います。
おそらく、テストでいい点をとったら買うね、とか約束したのだと思います。
母とマフラーを買いに行こうとしていたその日。
母は『やっぱり今日はマフラーを買いに行かない』
と言いました。
私は頑固な性格で
『●月●日にマフラーを買う!』
と約束をしたら、
その約束が変更されることをとても嫌う人間でした。
ですからマフラーを買いに行かない、と言った母に
ものすごく抵抗したと思います。
なんで?どうして?買うって言ったじゃん!
母はそんな私に辟易しながらも
マフラーを買いに行きました。
私と妹と母と、3人で。
我が家には(田舎の人間がほとんどそうであるように)車がありました。
ですがその日はなぜか徒歩で買いに行きました。
バスも使いませんでした。
なぜ車を使わなかったのか忘れましたが
バスで行けるその場所(ホームセンターにマフラーが売っていました)を母はわざと歩いて往復しました。
それはとても長い距離です。
往復で1.5時間はかかったかもしれません。
秋も深まる頃の東北地方です。
母は歩くことで
自分が不快で怒っている!と言うことを私に知らせたかったのだと思います。
そんなに怒っているならマフラーを買いに行かなければいい、と言う話ですが、私は強く抵抗したので、そんな私に母は罪悪感を抱いたのだと思います。
母は子供たちに『物を与えられないこと』を非常に恐れていました。
母自身が小さい頃に貧しく欲しいものを買ってもらえなかったので、子供には同じ思いをさせたくなかったのでしょう。
母は気持ちで寄り添うことより
物質を子供に与えることが愛だと思っていたのかもしれません。
(というか寄り添い方をそもそも学ぶ機会がなかったのでしょう)
本当につい最近も(と言っても今年の1月とか)
母は『あなたが学生の時自動車学校に行かせてあげられなくてごめんね』『学費を払ってあげられなくてごめんね』と言うのです。
私はそれを聞く度に悲しいのです。
母に、そのことを罪に感じてほしくないのです。
そんなことを私はベッドに横たわり思い返していました。
そしたらあることに気づきました。
私は
昨年末にロンドンから、母のいる宮城に引っ越しました。
夫と別居をし、1歳と3歳の子供を連れての生活が始まりました。
母に育児を手伝ってもらうはずだったのですが
母と私の間にはトラブルが勃発しました。
それはまるで、
私と母との間にある不要なものの
最終デトックス作業でした。
私の結婚前に、そのデトックスは70%ほど完了されていましたが
残りの30%を今年の冬にやらされた感じです。
当時私は
『なんで母は私にこんな態度を取るのだろう?』
『なんで不愉快そうに私たち(私と子供)を見ているのだろう?』
と感じたし
しまいには母から
『あんたが好き勝手生きて子供が可哀想でしょ!』
と言われた時に、私の心は爆発し
母と関わらないことに決めました。
免許取り立ての頃は
JEEPが来るまで、この軽にお世話になってた^^
ですが私はベッドに横なって気づいたのです。
『母は
夫と別居して
1人で育児をしている私を見るのが辛かったのだ』
と。
なぜ母が辛くなるのか、というと
それは単なる娘への心配、と言うよりは
『自分の娘(Yuki)が、別居してシングルマザーみたいな生活をしているのは、自分のせいだ』
と思っているからです。
母は子供の不幸は全て自分のせいだと思ってしまうのです。
私が時折、自分の息子に対してそう感じてしまうように。
だから、宮城で教習所に通いながらワンオペをする私の姿を見る度に
母は母自身に
『私のせいだ、私のせいだ。
私のせいでYukiがこうなったのだ…』
と言い続けていたのでしょう。
*
二十歳くらいの頃、
母に恋愛の相談をよくしていました。
当時の私は恋愛依存で
母によく電話をして
取り止めのない恋愛相談を延々と話していました。
その時の母のセリフも思い出されます。
『あなたは寂しいんだね。
それは全部ママの責任だわ。
あんな環境だったし
ママが小さい頃、あなたに辛い思いをたくさんさせたのよ。』
私はそれを聞いて、
母の発言を否定したい気持ちでいっぱいになりました。
(母を庇っていたのです。ママは悪くない!と言いたかったです。)
実際には母に対して
『何言ってんの!?意味わかんなーい!』と言って
わざと明るく笑い飛ばしました。
それが私の精一杯のリアクションでした。
ですが母のそのセリフは
15年間も私の心に残り
定期的に思い出されました。
あの、vivienneのマフラーを買いに行った夜のことも。
***
この一連の流れに気がついた時
私はコメント者さんにまずは深く感謝をしました。
保育園登園時に泣くお子さんのコメントだけではなく
他のみんなのコメントに回答しているだけで
私は勝手に自分のことを知っていきます。
これは私たちが繋がっているからで
ワンネスを思い出すからです。
相互作用が起きているのです。
それも、とても素晴らしい作用が。
私は母の罪悪感や愛や
読者さんとの繋がりを感じて
全部に感動して、ベッドで泣いていました。
近々、母にLINEをしてみようと思います。
『無事に、子供と3人で東京に引っ越しました。
3人でとても楽しくやっているし
夢だった本も出版したよ。』
と。
Yuki
潜在意識美人®︎Style Owner Yuki です。
36歳丑年,社長,ブロガー,エッセイスト,セラピスト,起業コンサルタント,講師,母,妻(別居中)複雑な家庭に生まれ育ち看護師として働き始めるも25歳頃に鬱状態となる。転職を繰り返し金欠、ダメ恋愛ばかりの人生に絶望していたとき『潜在意識』という概念に出逢う。そこから潜在意識(深層心理)を猛勉強し2015年にセラピストデビュー,その後結婚&ロンドン引越し。セッション回数は1000回を超える。特に恋愛面や生きづらさに対してご好評頂いております。現在は2児の母でエリート夫を置いてロンドンから帰国→別居。世間に流されない『自分だけの幸せ』をモットーに生きてます。株式会社youni代表取締役。
公式LINEにてblog更新情報をお伝えしております。