昔、よく、女友達の男友達(つまりただの知り合い)とかと飲みに行くと
『しっかりしてるよね』
と言われることが多くて
それが本当に嫌だった。
だって、実際の私はいつも人恋しくて寂しくて絶望して
精神科から安定剤を貰って飲んでいた。
その初対面の男の
『しっかりしてるよね』という言葉を聞いて
私のことをよく知っている女友達たちは
『えー??全然だよね?』と言ってくれるのだけど
(これが嬉しかった。)
そう、私は全然しっかりしていない。
誰よりも寂しがり屋だし
誰よりも怠け者だし
誰よりも弱っちい。
職場でも『しっかりしてる』と言われることが多くて
『クール』だとか『ハキハキしてる』と言われて
まるで悩みとかなさそうに見られた。
キャバクラで働いていた時もそれは一緒で
後輩からは『ねぇさん、ねぇさん』と慕われていた。
後輩たちはみんな可愛くて
みんなのことを本当の妹のように想っていたのだけど
『ねぇさん』であるはずの私が
最終的には後輩に恋愛の相談をして泣いたり
逆に励ましてもらうことが多かった。
私の親友や夫や、
ある程度ちゃんと向き合った元彼たちは
私ほど繊細な生き物を知らないし
私ほど危なっかしい生き物も知らないのではないだろうか?
彼らがそんな私を理解してくれてることは
本当に幸せなことだ。
でも私はいつも
『建前の自分』(ねぇさんである自分)と
『弱っちくて甘ったれの自分』の間で
途方に暮れていた。
みんなが評価してくる自分と
私の本当の性質の間には
大きな隔たりがあった。
だから私は『しっかりしてる』と言われることが、嫌い。
また、これはセラピスト業をしていて感じることだが
人を導くことを仕事にしていると
自分が弱音を吐く瞬間を逃してしまうことがある。
自分の問題も即座に解決できるような気になってしまうのだが
本当はその時の私に必要なのは、ただ『泣くこと』だけだったりする。
周りから『しっかりしてる』と思われる人ほど
意味もなく、ただただ泣くことが必要だ。
『母親』という役割に徹すると
これまた泣く機会を逃しがちなんだよね。
難しいことを学ぶより
ただ泣くことが最高のマインドデトックスだったりする。
張り詰めた糸を緩めるのは怖いし
しっかり者の自分でいることで乗り越えられたこともあるけれど
しっかりしてる女なんて、この世にいないのだから。
1日くらい、朝から晩まで泣いて過ごしてもいいんじゃない?
洗顔もしないで歯磨きだけはして
ファストフード食べて
朝から晩までパジャマでうじうじ泣いていればいい。
こんなブログを読んで
何かを勉強するのではなく
1人で頑張ってきた『しっかり者』で『頑張り屋さん』の自分を見てあげてほしい。
ダメな女でいいし
泣き虫でもいいし
情緒不安定でもいいし
外側で強がっても、いい。
『本当は強くなんてないんだよ』
って世界に怒っても、いい。
前進なんてしなくていいし
好きなだけ後退すればいい。
平気なふりをしていても
自分が強くなるなんてことは、ないんだから。
Yuki
潜在意識美人®︎Style Owner Yuki です。
36歳丑年,社長,ブロガー,エッセイスト,セラピスト,起業コンサルタント,講師,母,妻(別居中)複雑な家庭に生まれ育ち看護師として働き始めるも25歳頃に鬱状態となる。転職を繰り返し金欠、ダメ恋愛ばかりの人生に絶望していたとき『潜在意識』という概念に出逢う。そこから潜在意識(深層心理)を猛勉強し2015年にセラピストデビュー,その後結婚&ロンドン引越し。セッション回数は1000回を超える。特に恋愛面や生きづらさに対してご好評頂いております。現在は2児の母でエリート夫を置いてロンドンから帰国→別居。世間に流されない『自分だけの幸せ』をモットーに生きてます。株式会社youni代表取締役。
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