■5年間のロンドンLIFE

【人嫌い&厭世観】人を嫌いになって、また好きになった。

人が、嫌いだった。

 

物心ついた時から

ほとんどの大人は嘘つきだし、ちょっとバカだと思っていた。

 

そこから小学校、中学校、高校、学生時代、看護師…と成長していく中で

『人と上手くやっていく術』を習得した。

 

周りに嫌われたら学校生活なんてやっていけないじゃない。

看護師生活もやっていけないじゃない。

 

二郎のnewborn photo

 

中学校の時に、いじめ?仲間はずれ?を経験して

学校に行きたくない時期があった。

 

私の中学は田舎の、市内で一番荒れていると言われる学校だった。

その中でも一番荒れているクラスが私のクラスだった。

 

女子はいくつかのグループに分かれており

その都度、いじめ?仲間はずれ?の標的が変わっていくシステムだった。

 

いつかは私も誰かを仲間はずれにしていじめる側、

またいつかは、自分が仲間はずれにされる側だった。

 

他のクラスでもいじめはたくさんあった。

だから

『女子の中で上手く立ち振る舞う術』を否応なしに身につけた始めたのがこの時期。

 

 

そこから、看護師になって

そこでますます

『女の中で上手く立ち振る舞う術』に磨きをかけた。

 

 

だから私は女の中で上手に立ち振る舞い

嫌われないよう、むしろ権力のある人には好かれるような技術を持っている。

 

 

しかし、その時

私の中には他者への尊敬とか信頼はなく

上司に対しては、表面上は媚を売っているけれど内心は軽蔑していたし

同僚に対しても、その場で話を合わせて『味方』にするのが上手かった。

 

 

新卒で看護師になった私は

あまりの激務に鬱になり、10ヶ月ほどで看護師を一旦やめて

そのあと、1年間くらいキャバクラで働いたのだが

そこの店長にもこう言われたことがある。

 

『お前、色んな女の子と関係築くの上手いよな。

お前を敵にするとこえーな!』

って。

 

 

あの店長は、きっと見破っていたんだ。

表面上はおちゃらけて相手の懐に上手く入り込み

でも誰をも信用していない私のことを。

 

 

私が看護師をフェードアウトしながら

起業の道に進み始めた時

アメブロ内で仲良くなって実際に会う人が出てきた。

 

でも実際に会ってみると

ものすごく依存的で意味不明なラインを頻繁に送ってくる人や

心では泣いているのにポジティブぶって空回りしている人が多くて面倒で

ますます人間嫌いになった。

 

 

※自己啓発関係のセミナーとかブログで出会う人は

こういう人、多いからみんな要注意ね!笑

傷の舐め合いをして自分磨いた気になってる輩が多すぎるのよ!

 

 

 

だから、もう友達は作る気がなかったし

というか『どうせ気の合う、素敵な人なんてそうそう現れない』

と諦めていた。

 

寂しかったんだよ、実は。

 

 

 

 

しかし、出産を機に

『出会い』の流れが変わった。

 

まず太郎を産んでから

『みんなと繋がりたい、社会と繋がりたい』と体の底から願うようになった。

それまで世を嫌って不貞腐れていた私がいなくなった。

 

そうして出会ったのがこちらのマダム(クリックすると別記事へ飛びます)だったり

アメブロ人気ブロガーのみぃさん。

みぃさんのブログにも登場させてもらったよ♪

華とまたロンドンへお出掛け

 

 

みぃさんに

『ブログよりも全然怖くない!』と褒めて?もらった。笑

 

 

お二人ともイギリスに住んで長い方だけれど

ほわんと優しい包容力もありつつ

どっしりとした安定感もあって

人間力の高さが伺えるし本当に尊敬しているし信頼している!

 

多分、あのどっしりとした安定感の正体は

お二人が、イギリスに馴染むために努力されて

その過程で培われた自分への信頼(自信)だと思う。

 

お二人とも『かっこいい』んだよ。

ちゃんと自分で自分の人生、作ってるから。

 

このお二人には、アメブロを通じて

私自らアクションをとってデートしてもらった、という

それまでの私だったら考えられない行動をしたの。

 

これ、太郎の出産前は全然ありえないこと。

 

 

また、太郎と同じナーサリーに通う娘さんをお持ちの

日本人の方ともお友達になったのだけれど

その方もとっても素敵。

 

海外暮らしが長いその方は

二郎の出産前は

『太郎のナーサリーのお迎えはいつでも任せて!』

『いつでも頼って!私もこれまでみんなに支えられながら海外で子育てしてきたから!』

と言ってくれて、感動した。(涙)

 

 

世の中には、なんて優しい人が溢れているんだろう…って。

 

私はこの方達と同じように

気の利いた言葉や優しさを、誰かに与えられているだろうか…?って反省した。

 

 

先週末は、二郎と2人で

自宅から地下鉄で40分のところにある

日本人専用のクリニックに行った。

二郎が酷いオムツかぶれになったよの。

 

イギリスの病院は基本的に無料だが

すぐには予約が取れないことや、あまり評判も良くないこともあり

しばしば私は日本人のクリニックを利用する。

 

日本人のクリニックといっても

イギリスの総合病院の中の一室を借りた場所で

待合にはもちろんイギリス人が溢れている。

 

その待合で二郎にミルクをあげたりゲップをさせてたら

ギラギラしたVuittonのバッグを持った女性に話しかけられた。

彼女は初めは、私たちから少し離れたソファーに居たのだが

徐々に距離を詰めてきて 笑

声をかけられた。

 

酷いオムツかぶれが原因で受診したのだと言うと

超絶丁寧にオムツかぶれのケアを説明してくれた。

彼女はどうやら10ヶ月の娘さんを持つママらしい。

 

オススメのオムツの銘柄や、オススメのナッピークリーム(オムツかぶれ用の軟膏)etc…

10分以上も熱く語ってくれた。

一応、私も元ナースなので目新しい情報はなかったのだが

彼女の優しさが嬉しくて。

 

ギラギラしたバッグを持っている、と書くと

いや〜な印象を受けるかもしれないが

彼女はギラギラしたバッグをもサラリと身に着ける品の良さを持っていた。

美人だったしセンスもいいし優しいし女神みたいだった。

 

たぶんあの人、ホンマモンの金持ちだと思う!

(イギリスのホンマモンの金持ちは

ブランドの身につけ方が上手すぎる…っ!

爪の垢を煎じて飲みたい)

 

 

この女神の他にも

これまたゴージャスなブロンドのおばさまが

『私の娘も2週間前に出産したの!』

『子育て楽しんで!(Have Fun!!!)』と声をかけてくれて

なんだか社交をしに通院したような、そんな気持ちになった。

 

こういう日は、特に外国っていいな、と思う。

 

 

長々と書いたけれど

何が言いたいかって

いつの間にか人嫌いを克服した、ということ。

(別に克服する必要もないと思うけどね。)

 

ってか、そもそも『人嫌い』というのですら勘違いで

人嫌い=『本当は私のことを分かってほしい』という寂しさの現れなんだなって。

 

で、私がなぜ人嫌いを克服したかというと

出産育児をすることで

『あ、これ、もう1人じゃできない』という状況に追い詰められたから。

 

やっと外側に素直にSOSを出せたんじゃないかな。

 

私は

『外側に素直にSOSを出せる自分になる』ために

出産育児という経験を与えられたのではないか?とすら思う。

 

世界と繋がるために。

 

 

 

そうして最近思い出す、1人の女性のこと。

まだ私が日本でナースをやっている頃に出会った1人の新米ママ。

『母乳には和食がいい』と病院で言われたから、と

毎食、味噌汁と白米だけ食べてワンオペ育児をして

『もう何を食べても味がしないんです』

『何も感じないんです』

と私に相談してきた彼女のことを。

 

 

どうか、世界中の孤独な人が

また世界と繋がれますように。

生きてるっていいな、と思えますように。

 

 

そして私は、貰った優しさを還元できますように。

 

 

 

 

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