■5年間のロンドンLIFE

排泄物の匂いがする、その老いた白人男性は。

 

 

 

先日、地下鉄を降りて

地上に出ようと長い階段を登ろうとしたら

向こうから、いかにも重そうなスーツケースを持ちながら階段を降りてくる女性がやってきた。

ゆっくりゆっくり降りてくるその女性を

『大変そうだな…』と思いながら見ていたら

その女性の後ろからサササっとイギリス人青年が現れて

いかにも自然に、女性のスーツケースを手に取り

ありがとうと言う女性に対して

『No worry!!』とぶっきらぼうに答え

軽々とスーツケースを長い長い階段の一番下まで運んでいた。

 

 

その様子を、私は対面する形で見ていたのだが

ワンダイレクションに出てきそうな(←ワンダイレクションがどんなチームかはよく知らない。笑)

今時の、イヤホンを片耳に突っ込んだその青年(少年?)が

まるで天使か何かに見えたわよ。

 

うちの天使もあんな風に育てばいいわ、と思った。

 

この写真もほっこり

 

 

外見から察するに、その青年は学歴もないだろうし

お金もたくさん持っているわけではない感じに見えたけど

あんな風に、育って欲しい。

 

 

 

 

また別のある日。

いつもは使わない路線の、路面電車に乗っていたら

途中で、

大柄で白人のおじいさんと黒人で細身の少年が一緒に乗ってきた。

彼らは私の向かいの座席に座ったのだが

そのおじいさんの乗車を手伝う形で、黒人青年が側にいた。

 

てっきり彼らは知り合いかと思ったが

どうやら会話を聞いていると初対面らしく

体が少し不自由なその老人を、黒人少年が手伝っているようだった。

 

二つ先の駅で、その細身の黒人少年は降りたのだが

彼が降車する際、老人に

『Have a nice day』と声をかけ

老人は

『Merry Christmas!!』みたいな、

良いクリスマスを!!的なことを言っていた。

 

 

その老人は、病院の帰りなのか

薬がたくさん入ったビニール袋を持ち

杖をつき

灰色のスウェットは黄色く変色していて

そして彼からは、尿が乾いたような

あまり良い匂いとは言えない香りが漂っていた。

 

 

そんな老人の様子は

私に晩年の父を思い出させ、

そして1番に驚いたことは

私がその老人をちっとも可哀想と思わなかったことだ…!!

 

 

これはちょっと余談だが

バリバリ働いて常に女性をはべらせていた(?)父は

お洒落な人で、サンゴのネクタイピンを付けるなど

青森の田舎町には、ちょっと似つかわしくない服装をしていた。

 

 

そんな父が脳梗塞で倒れ

あんなにイケイケだったのに

排尿さえも上手にコントロールできずに

スーツの股の部分が汚れるようになった。

 

それを目にした私は、まだ15歳くらいで

その、父の股の汚れは

当時の私を酷く傷つけた。

 

 

傷つけた、と言うより

私が勝手に傷ついたのだけれど。

 

 

私が、父のことを

『年老いた哀れな老人』と思っていたから傷ついたのだ。

(魂は老いることも消えることもないのに。)

 

 

思えば私は、

6歳の頃にはすでに

街を歩く老人を見ると涙が出るくらい『可哀想』と同情していたのだが

6歳の時に、すでに父の姿を重ね合わせていたのかもしれない。(私が6歳の時、すでに父は70くらいだったはず…!)

■関連記事;私の生い立ちなど

 

 

 

だが、34歳になった今。

昔の父を彷彿させる老人に出会ったが

私は彼のことをちっとも可哀想と思わなかったのだ。

ただの1ミリも…!!

 

それがとっても嬉しくてね。

心の中で、その老人に敬意を示しながら

静かに彼の対面に座っていた。

 

 

その路面電車がウィンブルドンに到着した時

私は一番最後に降りようと座席に座っていたのだが

何やら降車ドア付近がざわついている。

 

ふと目をやると

黒人の若い妊婦さんが貧血なのか?意識がちょっとない感じだった。

 

それにすぐに気づいた、私と同い年くらいの白人女性ともう1人の白人男性が

その若い妊婦に

大丈夫よ大丈夫よ、と声をかけながら

妊婦を運び、座席に横たわらせた。

 

 

なぜ私がその黒人女性が妊婦だと知ったかと言うと

その白人女性が手際よく車掌さんを呼び

『彼女、妊婦なの。』と伝えていたからだ。

 

 

 

 

 

 

何が言いたいかと言うと

世の中の人は、みんな貴女の味方であり

敵ではないと言うこと。

 

 

私は昔

鬱とパニック障害だったけど

なぜその病気になったか分かるのよ。

 

周りを敵認定してればこの病気になる。

 

言い換えると、全ての精神病は

『周りは敵だらけ病』なのだ。

(看護師の卒業研究で精神科の病棟を選んだ私なので

説得力あると思うよ)

 

 

もしかしたら、小さい頃に

貴女に

『世の中は敵だらけ』と思わせるような出来事があったかもしれない。

 

でも、そんな時代も、もう終わった。

 

 

貴女に何かあればきっと誰かが助けてくれる。

 

世の中のほとんどの人は、貴女の味方なのだよ。

 

それを想い出すことが

悟りでありワンネス経験なのだと思うよ。

 

 

ー終ー

 

 

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■関連記事;世界への謝辞

 

 

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