■潜在意識と感情のトリセツ

★毒★『いい子じゃなくても愛されますよ』という綺麗事。

以前書いた記事にコメントをいただきました。

 

 

◆コメント◆
「だって、今までの人生で誰も私に対して 『どんな貴女でもいいよ』と言ってくれなかったからです。」 という文章を読んだ時に涙が溢れてきました。 いい大学に行かなくても、資格(私も看護職です)がなくても、いい子じゃなくても、愛されたかったなぁって。 「いい子じゃないと愛されない」というのは私の思い込みだと思うのですが、なかなかそれが切り離せなくて苦しいです。

 

自己啓発や潜在意識,そしてスピリチュアル業界で
『母親と向き合いましょう』ってのは定説

 

そんで、カウンセラーやセラピストの多くがこう言う。

『あなたも辛かっただろうけど
母親も母親なりにベストを尽くして頑張っていた』

『お母さんはあなたを愛していた』

『だからあなたが“母親に愛されていない”と感じるのはただの思い込みだよ』

『“いい子でいなければ母親に愛されない”と言うのは,あなたの思い込みで、本当は母親はどんなあなたも愛していたよ』

と。

 

 

私も過去にインナーチャイルドを癒すセッションを受けていましたが
何度もこのようなことを言われました。

 

私は素直に
『そっか!母親に愛されていないと言うのは私の思い込みだったんだ。私の勘違いだったんだ。』
『私は母親に愛されていたし、いい子じゃなくてもどんな私でも母親は愛してくれていたんだ。』
と一生懸命、思考を変えようとした。

 

↑これ、実は母親と向き合うときに
絶対にやっちゃいけないことです。

潜在意識へますます蓋をして、更に自分を見失います。

 

 

 

 

私は思う。

『あなたも辛かっただろうけど
母親も母親なりにベストを尽くして頑張っていた』

『お母さんはあなたを愛していた』

『だからあなたが“母親に愛されていない”と感じるのはただの思い込み何だよ』

↑こうやって言うカウンセラー/セラピストは
母親に(ある程度)愛されて育った人間なだけでは?
と。

 

 

私と同じ体験をしてから同じセリフ言ってみろよ!!
と思う。

 

もし、母親からテレビに出てくるような虐待を受けたカウンセラー/セラピストが
心の底から
『だからあなたが“母親に愛されていない”と感じるのはただの思い込み何だよ』
と言っていて

且つ、そのカウンセラー/セラピストが
幸せな人生を体現しているなら、私はその言葉を理解しようと頑張る価値はあると思う。

 

だけど

『だからあなたが“母親に愛されていない”と感じるのはただの思い込み何だよ』

なんていうカウンセラー/セラピストで
実際に虐待を受けた人や
母親との間に強烈なネガティブ経験をした人は、いない。

少なくとも、私は出会ったことが、ない。

 

みんな、(ある程度)愛されてきた人たちだ。

 

ロックダウン中のロンドン。2020.8

 

 

ちょっと例え話を書いてみます。

ロンドンに一度も観光に行ったことがない人が
地球の歩き方やインスタで、いくらロンドン観光について研究したとしても
それは机上の空論。

そんな人にロンドンの魅力を語られても,ちっとも響かないし嘘くさい。

 

反対に、ロンドンに5年滞在した私が語るロンドン観光は
実際に体感したデータに基づいて話すから
ロンドンの空気感とか雰囲気が伝わりやすい。

 

ロックダウン前のロンドンにて。2020.1

 

 

母親との間に強烈な体験をしていないのに
母親との関係を『あなたは愛されてました』と語るのは
ただ脳内に知識詰め込んだだけの
机上の空論、だ。

 

自分が、幼少期に母親との関係で強烈な経験をしたこともないのに
『あなたは母親に愛されています』
だなんて、綺麗事を言うな。

その綺麗事がクライアントを苦しめる。

 

 

幼少期に母親との関係でしんどい思いをした人に
『だからあなたが“母親に愛されていない”と感じるのはただの思い込み何だよ』
って伝えるのは、精神的リンチ、だと思う。

浅はかすぎるし、くだらない。

 

 

そうやって伝えられたクライアントは
『そっか、私が悪いんだ』
『お母さんに愛されていない、と感じる私が悪いんだ』
と自分を責める。
(お願いだから責めるなよ。)

 

 

クライアントが潜在意識で
『私は母親に愛されていなかった』
と感じるなら

それがクライアントの真実だ。

 

綺麗事でクライアントを追い詰めるな。

 

 

 

 

昔、NANAという漫画を読んでいて
主人公の大崎ナナがこう言った。

『子供を愛さない母親は存在するんだよ』
と。

私がそれを目にしたのは高校生か大学生くらいの時だったけど
そのセリフを読んで
気付きたくないことに気付いてしまった感覚があった。

 

真実を突きつけられた気がした。

 

 

子供を愛さない母親は存在する。

↑これが真実だ。

 

 

だから、もしあなたが『母親に愛されていなかった』とか『いい子の私でないと母は受け入れてくれなかった』と感じるのなら

100%、その自分の声を肯定してほしい。

 

無理に『母親も頑張っていた』とか『実は愛されていた』なんて思わないで。

 

 

きっと、母親はあなたを愛していなかった。

もしかしたら低次元の愛は与えていたかもね。

でも真実の愛は与えていなかった。

 

 

 

 

しかし、大事なことは
そんな母親でも
あなたは『お母さんのことをとても愛していた』
『そして今でも愛している』

とても健気なほどに。

 

そんな純粋すぎる自分に気づいて欲しいんだ。

 

 

 

 

小さい頃、母親に愛されなかった女は
大人になってから、めちゃくちゃ素敵な男に思いっきり愛される運命、って決まってるんだよ?

 

なぜなら、母親との関係を通して
あなたが真実の愛を学んだからだよ。

愛されなくても愛し続ける、という試験を
あなたは既にパスしてるんだよ。

本当にお疲れ様、って言いたい。

私自身にも、ね。

 

母親に愛されなかった体験は『恥』なんかじゃないよ。

 

 

コメントでのこちらのセリフ。

>「いい子じゃないと愛されない」というのは私の思い込みだと思うのですが、なかなかそれが切り離せなくて苦しいです。

 

切り離さなくていいのだよ。

切り離すのではなく
『いい子じゃないと愛されないよ、えーん、えーん!』って泣いている、もう1人の自分を抱きしめてあげればいいんだよ。

そうすると
『いい子じゃないと愛されない』という思い込みは,勝手に消えていく。

無理矢理消すのではなく、勝手に消えていく、というのがポイントです。

 

 

ちなみに、連載途中で休刊?しているNANAですが
私の世界ではナナと蓮は結ばれて元気に幸せに暮らしています★
勝手に勝手にストーリーを塗り替えた★

 

 

Yuki@自分だけのストーリーをつくろう。

 

 

 

潜在意識美人®︎Style Owner Yuki です。

36歳丑年,社長,ブロガー,エッセイスト,セラピスト,起業コンサルタント,講師,母,妻(別居中)複雑な家庭に生まれ育ち看護師として働き始めるも25歳頃に鬱状態となる。転職を繰り返し金欠、ダメ恋愛ばかりの人生に絶望していたとき『潜在意識』という概念に出逢う。そこから潜在意識(深層心理)を猛勉強し2015年にセラピストデビュー,その後結婚&ロンドン引越し。セッション回数は1000回を超える。特に恋愛面や生きづらさに対してご好評頂いております。現在は2児の母でエリート夫を置いてロンドンから帰国→別居。世間に流されない『自分だけの幸せ』をモットーに生きてます。株式会社youni代表取締役。

 

 

 

 

 

公式LINEにてblog更新情報をお伝えしております。

 

 

 

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