『感情を感じる』

一言で言うと、とっても簡単なことのように感じますが

実はとても難しいこと。

家族で散歩した、近所にある大きな公園。公園というか庭園？ その庭園の写真とともにお届けします。

私が、中学１年生の時。

ある日、突然学校に行けなくなりました。

いつもどおり学校に行こうとすると

強烈な吐き気と腹痛に襲われます。

それでも無理して学校に行くと

授業中にお腹が差し込むように痛くなって

保健室に駆け込みました。

熱もありません。

それが何週間も続きました。

総合病院に受診しました。

血液検査もしました。全身の検査をしました。

異常がありません。

結果、私は『過敏性腸症候群』と診断されました。

13歳の7月のことでした。

過敏性腸症状群とは、

ストレスがお腹の症状として現れる

『心身症』です。

この時初めて私は

心の症状が、体の反応として現れるんだ。。。

と、学びました。

それは１３歳の私にとって

とても怖いことでした。

いっそのこと、血液検査で異常が発見され

体の病気と診断された方が

よっぽど解決策があるような気がしたから。

『え、これは心の問題なの？

それってどうやったら解決するか分からないし怖い！

私は頭がおかしくなっちゃったの？』

って、さらに怖くなりました。

だって、周りのみんなは普通に通学しているわけですよ。

笑ったりじゃれたりしながら。

そんな中私は怖さを抱えながらも

でもやっぱりその怖さも見ないようにして

（感情に蓋をして）

クラスの仲良い子には『どうってことないよー』ってフリをして

通学したり保健室通ったり休んだりしてましたね。

当時の私は

自分がストレスを抱えている自覚はありませんでした。

でも、後から振り返ると

小さな私立のお嬢様小学校（ひと学年３０人以下）でぬくぬく育った私にとって

その地域一番、不良が多いと言われているマンモス校（ひと学年３００名超）への進学は

ストレス過多でした。

その中学校は

生徒も先生も、言葉遣いが荒い人が多く

ジャージの着こなしもラッパーみたいで

（笑。ズボン下げて履くのが流行ってた）

はっきり言って付いていけなかった。

怖かった。

だけど、そんな自分の感情を感じないように頑張った私は

入学してから3か月経過した頃から

吐き気と食欲不振、腹痛に悩まされたのでした。

その吐き気と腹痛は

もう一人の自分（潜在意識）からのメッセージでした。

『怖いよ、誰か助けて』

『どうやって先生と関わったらいいのか分からない』

『同級生が何を考えているのか分からない』

『給食も変な味がして怖い』

（私立小学校の給食は本当に美味しかったので）

当時の私が、

そんな［もう一人の自分］に

ちゃんと意識を向けて

親や大人に助けを求めることをすればよかったのですが

なにせ、本人も『怖いよ！助けて！』なんて自覚がありません。

そんな恐怖を抱えながらも毎日頑張って通学している自覚なんてない。

ですから、誰にも助けを求めようがありませんでした。

すごく辛い時期でした。

その時の経験から

『感情を感じる』ということは

生きていく上で、とても大切なことだと実感しています。

感情（もう一人の自分）を無視すると

自分にとって心地よくない状況を改善することもできないし

表面上は平気なふりをして過ごしていても

必ずしわ寄せがきます。

しわ寄せ、とは

私のように体に不調を来したり

孤独感を深めてどんどん周りから孤立してしまう生き方を選んでしまう、

などです。

はっきり言って

自分の感情の根っこ（本音）を

正しく見つめて理解すれば

誰だって幸せになれます。

『感情を感じる』とは

自分を愛することの基本です。

自分の好き嫌いを探す、とか

そんなことよりイッッチバン大事なこと。

このお仕事を始めて、もう4年目になりますが

しかし『感情の感じ方』について

お伝えすることは難しいですね。

これは感覚的なことなので、文字にするのは難しい。

だけど今回はちょっとじっくり

『感情を感じる』について記事にしてみます。

次回から

上記の項目について

１項目ずつ、じっくり解説を入れて書いていきます。

次回記事はこちら