38歳。人間失格。

太宰治が、好き。

やっぱり、好き。

 

もう、何度か過去にも書いているが
私は太宰治が好き!!

 

 

一番最初に太宰治の人間失格を読んだのは
小学5年の頃だったか?
中学生の頃だったか?

 

とにかく10代の私は
太宰治の人間失格を読んで
私は雷に打たれたような感覚を受けた。

 

 

『あぁ、私と似ている人を
ようやく発見した』
ってね。

 

 

そこからもう20回は人間失格を読んだが
以前の私は人間失格を読むたびに
『だよねーだよねー
生きるってしんどいこと多いよなぁ
辛いよなー』
と太宰の厭世観に共感するだけだった。

 

 

今回、ふと思い立って
また太宰の人間失格を読もうと思った。

近所の本屋さんに行き
本を探すのが面倒くさいので
店員のお兄さんに
『太宰治の人間失格はどこですか!』
と聞いて探してもらった。

 

 

人間失格を読むのは何年ぶりだろう?

10年ぶりかもしれない。

 

本を開く前に私は
『私はまたあの太宰の暗さに共感するのだろうか?』
(きっとそうだろう)

という気持ちでページをめくった。

 

 

11歳の私が読んだ太宰は苦しみ絶望の淵にいて
私は太宰とその絶望の痛みを分け合った、ように感じていた。

あの頃の私にとって
太宰の本はバイブルだった。

 

 

時は経て
現在2023年。

私、38歳。
中年女子。

 

38歳の私は太宰の文章をどう受け取るのか。

 

 

 

結果…

 

38歳の私は太宰の人間失格を読みながら
1人ベッドの上でゲラゲラ笑っていた。

 

 

38歳の私は思う。

太宰治ほど正直な人間には出会ったことがない。
小学5年の私も太宰の正直さに惹かれていたんだ…!!

 

 

 

 

世間の言う幸せは
『めし食べれてればいいじゃん!』
=お金あればいいじゃん!

だが
(まだ今ほど日本が豊かではないし時代背景もあるだろう)

太宰の求めていた『幸せ』は違った。

 

 

10代の私は
幸せ、とは

誰かに愛されることだと思っていた。

この思想は20代後半まで続くのだが

今の私にとっての幸せは違う。

 

 

私はきっと太宰が追い求めていた答えを
今、掴もうとしている。

このペースでいけば
私は40歳までにはその答えを
確実に自分のものにできる自信がある。

 

 

 

 

 

↑これは38歳の私も未だに共感するところで
自分を隠して奪い合うような人間関係で満足をして
清く明るく朗らかに生きている人を見ると驚く!!

その鈍感さがうらやましい。
と同時にうらやましくない。

 

 

人はなぜ生きているのか?

死んだらどうなるのか?

生とは?
死とは?

ここを見ずして本当の人生は生きられない。

 

 

私はこの文章もゲラゲラ笑いながら読んでいるのである。

もう腹がねじれそう!

 

 

世間では絶対に言ってはいけない『タブー』とされていることを空気読まず太宰が言うもんだから私はおかしくてたまらないのだ🤣

 

 

 

 

 

↑これは人間なら誰しも抱えている罪悪感、ですね。

 

 

 

 

私たち人間はここにこうして存在する時点で
『神様から分離してごめんなさい』と
罪悪感を抱いている。

そしてその罪悪感をお母さんに投影する。

 

それに対して聖書の中でキリストが本当に言いたいことは
『そんなこと気にすんな!』
『分離感から来る、誰かを攻撃したい気持ちとか奪いたい気持ちとか、
全部俺が引き受けるから気にすんな!
人生楽しめ!』
である。

(↑このキリストの言葉に私は感動する)

 

 

聖書とかキリストとは言っても
現在の宗教のキリストではなく
本来のキリスト教だ。

 

 

そしてそれは私の大好きな親鸞の言っていることと似ている。

 

彼らに共通していることは
『とにかく、もう許されてるし幸せは約束されてるから気にすんな!』
なのである。

 

もう怒ったり悲しんだり孤独でいなくていいよ!
と言っている。

 

 

 

太宰がそれを知っていれば自殺しなかったのではないか?

 

 

太宰が自殺したのは38歳の頃。

今の私と同じ歳。

 

 

 

 

抱腹絶倒。

1人でゲラゲラ笑いながら
人間失格を読む自分のことを
私は『好きだな』と思った。

 

私、成長したな〜!笑

 

 

 

 

 

太宰治のユーモアと毒舌さに感心して
そういえば太宰治のホロスコープってどんなんだろう?

と調べたら

双子座、でした。

 

ギャハハ🤣

 

 

有吉と一緒じゃん!!

 

有吉と太宰治って似てるもん!

 

 

人はなぜ生きるのか。

 

 

太宰治然り、
有吉やマツコデラックスも
その辺と対峙している気がする。

そういう人に私は惹かれる。

 

 

Yuki

 

 

 

 

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コメント

  • コメント (1)

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    • Jm
    • 2023年 12月 18日

    yukiさんは面白い人!
    一風変わっててもどこか愛に溢れた魅力的な人!
    の私の勝手な位置付けです。

    太宰治読んでました(笑)

    yukiさんに触発されてまた読んでみたくなりました。

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