専業主婦はキャリア・ママより劣ってないし、育児だけの人生でもいい。

ロンドンから日本へ帰国し
1年と2ヶ月が経過しようとしています。

 

ロンドン保育園最終日(2020.12)

 

 

日本帰国&別居をスタートし
そこから始まったのは
私の人生初のワンオペ育児でした…!!

 

ロンドンでは
ベビーシッターに毎月35万円支払い
私が育児に関与する時間は、
とても少なかったです。

 

日本に帰国してワンオペ育児を始めて
それまで育児に関与する時間が少なかった私が
いきなり24時間365日のワンオペを始めたので
そのギャップに相当悩みました。

 

ワンオペ育児って普通に疲れるしね。

 

体力的に疲れるというのもあるんだけど
私が精神的に勝手に疲れていました。

 

1年前

 

 

今振り返れば
『育児に髪振りかざす自分をそのままにして
黙ってワンオペ育児に浸かっててもよかったな』
と思います^^

 

 

 

今朝は朝4:50に二郎が泣いて目が覚めました。

そこからすぐ睡眠に戻って
その後5:30にまた起こされました…笑

先月は二郎が3回も発熱しました。

 

 

子供が風邪をひくたびに
母親は24時間看護師役をする必要があります。

もう少し成長すれば違うんだけど
2歳児の発熱は
母親は睡眠不足必須です。

 

 

ワンオペ育児で
私が勝手に精神的に疲弊していた時は
『こんなに育児ばっかしている自分はダメだ…!!』
と思っていました。

『育児でこんなに疲れてる自分はダメだ…!!』
と。

 

育児で疲れてる私は私じゃない!!とまで
思っていました。

↑だから、余計疲れました。

子供の可愛さが見えなくなっていました。

 

 

SNSでは今も
『育児をしないで飛び回るママ』が流行っているそうです。

飛び回るママとか、
まるで育児が自分の生活に侵食しないママ、です。

 

私も昔、それに憧れました。

 

まるで子供がいないかのように飛び回り
『好きなことで稼いでます!』みたいな姿は
とっても楽しそうに見えました。
最先端にも見えました。

 

だからミーハーな私もそれを目指しました。

 

『産後もいかに産前と同じライフスタイルをキープするか?』
に重きを置いていたし
『いかに子供とべったりしていないか』
に重きを置いていました。

 

だから私は
産後もなるべく自由であることに重点を置いてきました。

 

そこで、ベビーシッターに35万円を毎月払って
朝から夕方まで平日は毎日お世話をお願いしていました。

 

その選択が間違っていた、とは思いません。

親族の手助けが得られない海外で育児をしたので
あれは必要経費だったと思います。

 

 

でも…!!!

自由になるために子供とあっさりした距離感を取っていた私でしたが
ずーっと心の中は子供達のことでいっぱいでした。

 

ベビーシッターに子供を預けてカフェで仕事をしていても
カフェで赤ちゃんが泣くと
『うちの太郎二郎は元気かな?泣いてないかな?』
と、ず〜っと思っていたし
カフェで太郎二郎の写真を眺めていたりしました。

 

 

 

私は自由になりたくて
子育てをなるべく手放す、
というライフスタイルを構築したわけだけれども
それは表面上の自由で
実はぜんっぜん!!自由ではありませんでした。

不自由でした。

 

なぜなら私の心は
もっと子供と触れ合うことを望んでいたからです。

 

 

日本に帰ってきて
ベビーシッターと夫にたくさん育児をサポートしてもらっていた私が、
なんと自分一人で24時間365日育児をすることになりました…!!

 

1歳児と3歳児の育児は
入浴中は一人が溺れそうになるし
階段から落っこちそうになるし
殴り合いの喧嘩をしているし
朝も早よから起こされるし
物理的に大変でした。

 

地域の児童館の人とかに助けてもらったり
妹家族に助けてもらったり
他にもたくさんの人に助けてもらって
この1年2ヶ月が経過しました。

 

 

 

今の私は
『子育てから離れて自由になろう!』とは、思いません。

 

寝不足が続いてしんどいと
『もう、やめてやる!』と癇癪起こることはありますが笑
私の軸は『太郎二郎と一緒に生活できて幸せだ〜』と言うものです。

 

以前の私は
子育てから発生するネガティブな感情を
悪いものだと決めつけていました。

 

子供に起こされて寝不足だとダメ、
→子供に起こされて寝不足だと不幸

子供にイライラして子供を叱る自分はダメ
→子供にイライラして子供を叱る自分は不幸

子供の体調不良で仕事の日程を調整しなければいけないのは不幸なこと、
子供の保育園のお迎えで遅くまで出かけられないのは不幸なこと、
子供の毎日の献立に頭を悩ませるのは不幸なこと、
子供の通院に時間を使わなければならないのは不幸なこと、

 

↑こんな風に
子育てによって自分の生活が侵食されることを
とっても不幸なことだと思って
(そしてそれは自分の声ではなく他者の声でした)

ワンオペ中の私は
パパがたくさん協力してくれる家庭や
フリーランスのパパを持つためいつでもヘルプを得られる家庭に
『いいなぁ〜』と思っていました。

協力的なジジババがいる家庭も
『いいなぁ〜』と思っていました。

そして、それらを持っていない自分は『不幸』だと思っていました。

 

 

ワンオペの自分は不幸だ、と決めつけているもんですから
私はワンオペ育児を終わらそうとしました。

でも夫と元サヤという気分にはなれません。

だから夫に子供を預けて
一人でドロンしようかと思ったこともありました。

 

一人でドロンした後の人生を想像してみると
やっぱり太郎二郎の存在が恋しくて
『ドロンするのはなんか違う…』
『でも疲れたな、どうしたらいいんだろう…』
と考えていました。

 

で、一人でドロンすることを妄想した後は
決まって太郎二郎に会いたくなるので
いつもより1時間も早くお迎えに行って
子供たちと三人でコンビニに出かけて
一人ずつそれぞれ好きなスイーツを選んで遊んだりしていました。

 

こうやって書くと実感するのですが
『なんだ、私、太郎二郎のこと大好きじゃん』
と思うわけです。

大好きどころか
無限すぎる愛がドバドバドバドバ湧き出てくるわけです。

 

 

まるで片思いの大好きな彼を忘れようと頑張るが如く
私はこの1年間、ずっと
太郎次郎を忘れようと頑張ってきました。笑
(無意識です。)

 

でもどんなに忘れようとしても
どんなに意識から剥がそうとしても
私は太郎次郎が大好きで
彼らが私の元から巣立つまで
私ができる限りの愛を注ぎたいと思いました。

それは完璧なママでいようとする、のではなく
私らしく愛を注ぐことを続けたいと思いました。

 

↑これ、決心できたというか降参できたのが
今年の正月くらいでした。

 

『私はこんなにも太郎二郎が大好きなんだ…』
と,やっと気付いたし
自分の愛に降参できました。

 

そこからは子育てが楽です。

楽というのは語弊があるかもしれない。

物理的に大変だなぁと思うことはあります。

 

でも、

子供が原因の寝不足でもいいや、
それが不幸なわけではない。

子供のスケジュールに合わせた自分のスケジュールでいいや、
それが不幸なわけではない。

 

そうやって気付いてから
勝手に精神的に疲弊することがなくなりました。

 

子供に対する
『かわいい』『愛してる』というようなポジティブな気持ちと
『眠い』『疲れた』というネガティブな気持ちは
どっちも実はポジティブでもネガティブでもなく
愛というものに一括りにされた、ただの感情、でした。

 

このピンクの円が愛です。

 

 

子供にイライラしてるからといって
ママが子供を愛していないわけでもないし

イライラしながらも愛しているのです。

 

子供にイライラしちゃって落ち込むママは
『イライラしてる自分は、子供を上手に愛せていないのだ』
と落ち込んでいるんです。

違うんです、イライラしてても愛してるんです。

 

これはパートナーシップにも当てはまるよね★

 

 

そして少し前のYukiOracleでこんなことを仰った方がいました。

『今までずっと仕事と子育てばかりしてきて
私の人生、好きなことしてこなかった。
今までの人生なんだろう、と
Yukiさんと比べてしまう』と。

 

いいんですよ、仕事と子育てばかりしていたとしても。

子育てと仕事に追われていっぱいいっぱいだったけど
それも『悪いこと』『ダメなこと』『劣っていること』ではないんですよ。

 

ネットには
子育てから解放されて自由に生きる!みたいな人たちもいて
そうしたい人はそうすればいいし

でも、子育てによって
子供から受け取ったもの、もいいもんですよ。

派手さはないですが、いいもんです。

 

 

『子育てから解放されて好きに生きる!』人生が
『子育てと仕事に重点を置いていた』人生に勝る、
なんてことはないんですよ。

(↑昔の私に言いたい!笑)

 

 

キャリアウーマン・ママの1日が
専業主婦の1日に勝っている、
ということもあり得ないんですよ!

 

↑それを踏まえた上で
自分がどう生きたいか、決めるのですよ★

 

 

育児で経験する『疲れた』『しんどい』『イライラする』
これらの気持ちは、育児をしているからこそ
味わえるんですよ。

 

恋愛で経験する『さみしい』『こっち見て』も
好きな人がいるから味わえるんですよ。

 

だからその気持ちのままでいて!
というんじゃなくって
一見ネガティブに見えるその感情を通して
私たちはもっと大好きな人を大好きになれるんですよ。

 

 

かわいい子供たち。

あなたが巣立つまで一緒にいさせてね。

 

Yuki

 

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