【Shut up!!!】見えないチクチクが一番イタい。

目に見えない『悪意』について書こうと思う。

この類の話題はセンシティブだし
伝え方に慎重を要するので
本当はあまり書きたくない話題でもある。笑

 

だがしかし
最近受けるご相談の多くが
『目に見えない悪意』に関するものであり
つい最近、私自身もその経験をしたので
ここに記しておく。

きっと書くべきことなのだから。

 

 

私のクライアントさん、
人がいいのか、
隠された悪意を受けていることに気づかず
『私が悪いのかも』ってやってる人、多いんだよね。

 

 

 

 

例えば、
アル中で暴れるお父さんと、
その横で耐えているお母さんがいたとする。

この場合、アル中のお父さんは
すぐ暴れるし
物に当たるから
こういうお父さんに
私たち人間は怒りを感じることは容易い。

『お父さんは最低!最悪!』と
すぐに感情が浮上する。

だから嫌いになりやすいし
そこに矛盾を感じない。

 

 

しかしこの場合
本当の問題はお父さんではないんだよ。

 

 

お父さんが暴れていた時
お母さんはあなたを庇っただろうか?

お父さんが暴れて、あなたに暴力をしたり暴言を吐いた時
お母さんはどんな様子だっただろうか?

 

こんな時
お母さんが『知らないフリ』をして
お父さんがその場にいなくなってから
あなたに優しくしたとして
そこには立派な悪意、があるのだよ。

 

 

子供は真っ直ぐだから
いくら表面上は優しくしてくれていても
そんなお母さんに対して
『違和感』を抱く。

 

表面上は優しいお母さんを見ているから
お母さんの愛を信じたいと同時に
『なんで都合のいい時しか優しくしてくれないんだろう?』
と、葛藤が生じるの。

 

 

子供にとって一番しんどいのは
このタイプの母親だよ。
(そしてこのタイプの母親の元で育った娘は、お母さんと仲良しと錯覚してしまうんだ。
このとき、娘は愛を錯覚してしまうんだ。)

 

 

太郎が赤ちゃんの時

 

 

分かりやすく目に見える攻撃をしない。

これが一番、人は傷つくんだ。

 

 

だから高嶋ちさ子さんとか最高だよね。笑

大事なことは表面的な態度ではない、と教えてくれる。

 

 

 

 

友人関係を例に出そう。

例えば
『●●ちゃんが、あなたのことをブスと言っていたよ!ひどいよね!』
と言う友達がいたとする。

この友達の言動そのものが
隠された悪意そのものだ。

 

隠されていない、表面的な悪意の方が
よほど私たちにとっては楽だよ。

 

だって正面切って
『ブス!』って言われたら
『何なの!?こいつ!!』って
私たちは怒りを浮上させられる。

 

だけど

>『●●ちゃんが、あなたのことをブスと言っていたよ!ひどいよね!』

こんな言い方をされたら
一見『あれ、私の味方しているの?』と少しだけ思ってしまう。

 

一番、怖いのは
あなたのことをブスと言っていた●●ちゃんではなく
それを『ひどいよね!』と
いちいち報告してくる、その子だよ。

見えないようにチクチクチクチクしてくるんだ。

 

 

『あなたたち子供のためを思って
お母さんはしんどかったけど離婚しなかった』

これも、最悪だよ( ;∀;)

 

自分の不幸の原因を子供のせいにしている。

そして子供は優しいから
その隠された悪意を全部飲み込んでしまうんだ。

子供は『私のせいなんだ。ごめんなさい』と信じちゃうよ。

 

 

こちらの罪悪感と同情心を刺激してくるやり方は
もっとも卑劣な攻撃だと思うよ。

 

 

 

例えば
子供が一人暮らしを始めるとき。

それまで子供の話をろくに聞かなかったのに
急に一人暮らし開始の朝に泣き出す親がいる。

子供は
『え?なんなの?』と違和感を抱くと同時に
『私は悪いことをしたのかな?』と罪悪感を抱く。

 

こちらの罪悪感を刺激する相手、
こちらの同情心を刺激する相手、
ここをみんな、見極めてね。

 

 

 

 

子供が夜泣きをする。

『子供が泣いているせいで
俺は眠れなかった!
そのせいで仕事がきつかった!』
『俺は家族のために仕事をしているのに!』

そんなことを言う夫もいる。

 

こんな時、
『あ、ごめんね(夜泣きをさせてしまって)』
と思っちゃうお母さんも多いんじゃないかな?

私もそのタイプだよ。
※私の夫はそんなことは言わなかったですが。

 

でもね、思い出して。

これは
あなたの罪悪感や同情心を刺激して
あなたを支配しようとするやり方だよ。

 

 

 

 

最近ではないけど
数年前の私のエピソードを書く。

仲良くしている年上の女性がいた。

その人は会うたびに私を褒めて
『あなたは素晴らしい才能を持っている』
とか、とても褒めてくれる。

 

私はそこまで豪華に人を褒めるタイプでもないので
純粋に
『この人は人を褒めるのが上手だな。素晴らしい人だな』
って思っていたよ。

 

そんな時
私は家族でテネリフェ島に旅行し
五つ星ホテルのスイートルームに
私の自腹で宿泊をした。

私の夫はホテル代をケチるタイプなので、笑
私が自腹で払ったんです。部屋代。

小さな子供を連れて
狭い部屋に5泊もするの、耐えられないんです。

 

それをブログに書いたら
ブログをアップしてすぐ
旅行中にいきなりその人から
『私も10年前そこに行った』とだけ、
本当にその一文だけ
メールが届いた。

 

すっっごくゾワゾワした。

 

 

仮に
『あなた、スイートルーム自慢しているの!
みっともないわね!!』
とか言われたら
私も『はぁ!?ババァが。』って感じで
ダメージ受けない。

 

なんだけど
こうやって悪意なのか、悪意ではないのか
微妙なラインで攻められるやり方が
とってもとってもこたえるよ。

 

悪口に見えない悪口って卑怯だよ。

 

 

だって私、その人と仲良くしたかったし
仲良しだと思っていた。

私はその人のことをとても応援していたし
お互いのことを応援しあえる
とても素敵な関係だなって
すっごく嬉しくて懐いていたから。

 

だから本当に悲しかったな。

 

↓当時の記事

 

 

5つ星ちゃんからの眺め

 

 

最近も同じようなことがあってね。

これも女性なんだけど
一見、私のことをとても好いて応援してくれているように感じた。

私は『ありがたいな』と思った。

応援してもらっているし
その人から『一緒にビジネスを始めましょう❤︎』
『大好きです❤︎』『ゆきさーーーん❤︎』とか言われるから

私は『私のことを想ってくれてありがたいな』
『素敵な優しい人だな』と思ったんだよ。

 

 

ただ、その人から
『大好きです❤︎』と言われた時
一瞬、胸に『うっっ』と詰まる感じがあったんだよね。

 

私は素直に
『私も大好きです❤︎』と返答できなかった。

やっぱり体は正直だよね。笑

 

でも私、このとき
『大好きです、と素直に伝えなくて
ちと申し訳ないな』
と思ったんだよね。

(どんだけお人好しなんだよ。。。)

 

で、その後
蓋を開けてみると…

と言うか

自分の違和感を頼りに
蓋を開けざるを得なかったんだけど

そうしたら
その人の隠された悪意がドロドロドロドロ
たくさん出てきたんだ。

詳しいことは省略しますが。

 

『大好きです❤︎』と言う割に
私の話には興味がなく
今までの自分の成功体験とか
芸能人や有名人との繋がりばかり話す彼女との会話は
とてもつまらなくて窮屈でした。

 

それがつもりに積もりって
私の違和感も臨界点に達しそうなとき
彼女のいつもの隠された攻撃に気付いて
私は心底ガッカリしたのでした。

 

 

違和感のままで終わりにしたかった。
そこに攻撃性があるなんて認めたくなかったですよ。

ちゃんと想ってくれていると思っていたから。
悲しかったですね。

 

テネリフェ

 

悲しかったけど
私は人の想いを純粋に受け取ろうとする、
自分のピュアさを無くしたくないと、思った。

 

『うん!仲良くしよー!!』っていう
自分のピュアさは封印しないでおこう。

 

振り返ってみても
どうしたって優しい人の方が多いのだから。

 

 

何度でも悲しんで傷ついてもいいかも、
って思った。

 

傷つかないように生きるより
よっぽど楽しいから。

ま、こんな出来事、経験しない方いいですけどね。もちろん。

 

 

 

そして
私自身にも同じように
隠された悪意があることを
私は認めざるを得ない。

 

看護師時代に
後輩に嫌味を言ったことあるし

(これも立派な、悪口に見えない悪口だ)

 

中学生時代、
仲間外れにされている同級生を助けなかった。

助けなかったくせに
私はみんなに見えないとこで
彼女と下校したりしていた。

その私のやり方も
アル中の父親の陰で
都合のいい時だけ子供を愛する母親と
変わんないよね、と思う。

普通に無視してる同級生より
よほど卑劣かも。

 

そして当時の私は心の中で
『はぶられたのが私じゃなくて良かったー』
と安心していた。

『これでしばらくは安心だ』って思ったよ。

 

卑劣だな、と思う。
汚いな、と思う。

 

 

だからと言って自分を責めるのではなく
『そんな卑劣なことをしたのにも
それなりに理由があった。
その時の私はそうせざるを得なかった』
という考えを,みんなで選ぼう。

 

 

 

 

 

それは自己の正当化ではなく
世界への赦し、だ。

 

 

そして、
もし身の回りに

私たちの罪悪感を刺激してくる人がいたり
(体調不良とか泣き落としとかのパターンが多い)
言語化の難しい、チクチクとした攻撃を受けることがあれば

心の中でこう叫ぼう。

 

 

『Shut up !!!』
(訳:黙れ!!!)

 

 

 

あなたの直感は間違わない。

 

 

Yuki

 

 

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コメント

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    • yy
    • 2022年 7月 31日

    この記事3回読んで、泣きました。癒しでした。

    こういう家族や知人に囲まれて育ったわたしは
    過去に一度でも自分も、悪意をむけたことがあったことがあるなら、この仕打ちに我慢しなくてはいけないと感じてました。

    2人の共通点の次の記事でゆきさんが書いてるように
    この類の人は自分の闇をみないし、良い人でありたいということが真っ先に立つのでいくらこちらが本音を
    「こう言われると悪意のようで悲しかった、やめてほしい」と伝えても
    攻めだと認識して、そこから逃げることしか考えてないので

    「そんなつもりじゃない」とか
    「そんなふうに感じることはない.そんなふうに感じるあなたがおかしい」とか言って

    こちらの話を受け入れてごめんねということは無いんですよね。
    こちらを受け入れる器も、そもそも関心もなければ話し合いなどお互いが心地よくとかの選択肢がない、その関係性にわたしは悲しかった。

    この記事を読んで、自分の気持ちに気づけたのでこれからはそういった方とは付き合わず、心地よい人を選んで過ごす許可を自分に与えて行こうと思いました。
    ゆきさんありがとうございます。

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